帰宅困難。
大都市災害の問題点。鉄道各社運転休止。
その日、michaの友人も帰れず我が家にたどり着いた。
ダンナのH君も霞ヶ関からの帰宅を諦め会社に泊まることになった。
我が家は築年数が古いせいか揺れがひどかったようだ。
後で聞いたが、物が落ちたり割れたりはないという人が多かった。
羨ましい。
そんな訳でmichaも友人も揺れのひどい我が家にいさせるのはいけない。
michaの自宅はというと、今まで全く地震というものを感じたことがないという。
建築業の大家さんが居を同じくしている。きっと耐震もしっかりと造ったのだろう。
とにかくあんな怖いおもいはさせたくないとmichaも自宅へ帰すことにした。
と、同時に自分もここにいるんだとしたら?と思うと震えがきてしまった。
むり、ムリ、無理!絶対眠れっこない!
〝私もmichaのところに行く〟と云うと、オトンは???という様子で
〝もう大丈夫だろ?なんでそんなこと云うんだ〟と呆れ顔だ。
〝ママはおかしくなってるよ。目がいっちゃってるもん〟とmichaが説得して
くれたおかげでオトンも納得してくれた。
オトンは強い。 いつもはお互いにけなしあってバトルしてるけど今回は
地震発生の時にいてくれて本当によかったと思う。
強くてドライなのは状況に応じては心強い。
けれど私の今回の〝弱さ〟はオトンにとって意外であったらしく理解するのに
時間がかかったようだ。
micha宅は思った通り人形ひとつ倒れておらず、その夜もほとんど揺れを
感じることはなかった。・・・・でも眠れなかったけど・・・・
深夜に動きだした交通機関でH君も2時近くに帰宅した。
自分も疲れているだろうに〝お母さん、ゆっくり寝てください〟と言われ
なぜか急にホッとして眠ることができた。
そのH君が、あくる日〝ムッとした〟こと。
土曜の夜もmicha宅へ泊まることになり〝オトンもY君も一緒に行って〟と
云う私に、オトンは〝やだよ~だって枕違うと寝られないもん〟と。
<お母さんの気持ちを全然わかってやってないじゃないか~>とだったそうな(笑)
しょうがないやね~~ドライだから、うん!!
・・・・それより、自分。早くなんとかしなくちゃ・・・・
被災した方々に比べたら・・・・です。