ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

モナリザ・謎めいた魅惑の微笑 ~大塚国際美術館・陶板名画の旅 ⑭

2024-09-18 | 博物館・美術館

モナリザ・謎めいた魅惑の微笑 ~大塚国際美術館・陶板名画の旅 ⑭

 

 世界の名画中の名画「モナリザ」はレオナルド・ダ・ヴィンチにより1503年から1506年頃にフィレンツェで描かれたと云われている。

 モデルは、一説には絹商人の妻、リザ・デル・ジョコンドと云われているが決定的な証拠はなく、未だに謎に包まれたままだ。

 完成した絵画は、フランス王室に買い取られたあと、ルーブル美術館にて常設展示されるようになった。

 その謎めいた魅惑の微笑は世界の人を永遠に魅了して止まない。

  

 

 

    レオナルド・ダ・ヴィンチ「白豹を抱く貴婦人」

 

 17世紀に入ると、劇的な明暗表現やドラマティックで感情的な描かれ方が主流となる。

 いわゆるバロックの時代でカラヴァッジョやレンブラントの作品が有名である。

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

   

 光の画家レンブラントの登場である。 

 

    レンブラント・ファン・レイン「夜警」

 

   

 

  

 

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レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」の時代 ~大塚国際美術館・陶板名画の旅 ⑬

2024-09-16 | 博物館・美術館

レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」の時代 ~大塚国際美術館・陶板名画の旅 ⑬

 

 

 レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」(1495~98年)は彼43歳時に手掛けたといわれる。

 キリストが十字架にかけられる前夜に12人の弟子たちと共にした夕食会が「最後の晩餐」でキリストが「この中に裏切者がいる」と予言した場面を描いている。

 ダ・ヴィンチのほかにも多くの画家が描いていたテーマで、裏切り者ユダはすぐにわかる構図となっていた。

 私、実は一番右端の男がそうだと思い込んでいたのだが、ユダは素知らぬ感じのこの男だった。

 

 修復前の「最後の晩餐」も展示されていた。

 

 

    アンドレア・マンテーニャ 「キリストの磔刑(「サン・ゼーノ祭壇画」の裾絵)」 ルーヴル美術館、パリ 1455-59年頃

 

 サンドロ・ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」

 

 サンドロ・ボッティチェッリ「春(ラ・プリマヴェーラ)」

「春(プリマヴェーラ)」は、ローマ神話の美の女神・ヴィーナスを中心とし、花の神フローラや春の神プリマヴェーラなど、古代神話の神々が描かれている。

 

 ジョルジョーネ「眠れるヴィーナス」

 

 ティツィアーノ 「ウルビーノのヴィーナス」

   

 

 ヤン・ホッサールト「ダナエ」

 

 

 ラファエロ「聖体の論議」ヴァティカン宮殿 署名の間

 

 ラファエロ「アテネの学堂」ヴァティカン宮殿 署名の間、ヴァティカン 1509-10年
 ルネサンス期イタリアの画家ラファエロ・サンティのもっとも有名な絵画の一つ。

 この絵に描かれている人々は有名な古代ギリシアの哲学者たちだという。

 最初に『聖体の論議』を仕上げてから、2番目に手がけたのがこの『アテネの学堂』で対となっている。

    

    ティツィアーノ「聖母被昇天」   

 

 ティントレット「十字架を担うキリスト」
 イエスは十字架を担い、ゴルゴタの丘へ連れて行かれた。

 

 ジェンティーレ・ベッリーニ「サン・マルコ広場の聖十字架遺物の行列」 

 

 ヴィットーレ・カルパッチョ「聖女ウルスラの船出」

 

     

 ピーテル・ブリューゲル(父)「バベルの塔」

 (部分 左下拡大)

 

    バベルの塔は旧約聖書に出る伝説の塔。天まで届く壮大な塔を作ろうとした人間に神が怒り災厄が降り注ぐという物語。

    現代文明への警告か。

   

 

 ピーテル・ブリューゲル(父)「雪中の狩人」 1565年

 雪の山間集落や岩山を背景に、猟銃を背負った狩人が猟犬を引き連れて歩く。

 何故か、いつまでも心に残る情景。

 (部分 左下拡大)

 

 

  

 

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ルネサンスゾーン・聖母マリアと「受胎告知」 ~大塚国際美術館・陶板の旅 ⑫

2024-09-13 | 博物館・美術館

ルネサンスゾーン・聖母マリアと「受胎告知」 ~大塚国際美術館・陶板の旅 ⑫

 

 キリスト教美術でもっとも多く描かれるのは「十字架のキリスト」だろうが、ついで多いのは「聖母子像」と「受胎告知」だ。

 TOPはフラ・アンジェリコ作の「受胎告知」。

 「受胎告知」は天使ガブリエルがマリアの前に現れ、イエスの誕生を予告するというシーン。

 レオナルド・ダ・ビンチ初め多くの画家によって描かれている。

 憶えがないのだから、告知してもらわねば、わかんない、なんて下世話なことを思ってたら敬虔な方にしかられる。

 この回からルネサンス美術が花開く時代に突入。

 

 シモーネ・マルティーニ作

 

 

 ジョヴァンニ・ベッリーニ「受胎告知」 

 

 レオナルド・ダ・ビンチ作

 

 ロヒール・ファン・デル・ウェイデン「受胎告知」

 

    アンドレーア・デル・サルト「受胎告知」 1512年頃

 

 ティントレット「受胎告知」(部分)

 

    ティントレット「受胎告知」

 

    カルロ・クリヴェッリ「受胎告知」 1486年

 

 

  

  

 フィリッポ・リッピ「聖母子と二天使」           マゾリーノとマザッチョ「聖アンナと聖母子」

  

 ラファエロ「美しき女庭師」ルーヴル美術館         アントネッロ・ダ・メッシーナ「受胎告知のマリア」

 

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モネが愛した「睡蓮」 ~大塚国際美術館・陶板名画の旅 ⑪

2024-09-11 | 博物館・美術館

モネが愛した「睡蓮」 ~大塚国際美術館・陶板名画の旅 ⑪

 

 フランス印象派の巨匠「クロード・モネ(1840~1926)が愛した睡蓮」がB2フロア屋外の「大睡蓮」エリアで咲いていた。

 前回の中世ゾーンまでがB3フロアにあり、かなり駆け足で紹介したつもりだったのに、それでもブログ上では10回シリーズとなった。

 漸く、B2フロアに到達し、今回がNo.11となる。

 モネは生涯で200点以上の睡蓮の作品を描き、晩年を過ごしたジヴェルニーの自宅の庭では花を栽培していた。

 パリのオランジュリー美術館で室内展示されている睡蓮を大塚国際美術館では陶板で再現し、“自然光の下で見てほしい”というモネの願いを忠実に実現すべく、ジヴェルニーの庭のような屋外に展示している。

 また、オランジュリー美術館さながらに楕円に配置し、背後に木々を配置し絵と一体化するように表現し、周りには池を再現、池の横のレストラン名も「ジヴェルニー」という凝りよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 関連「睡蓮が咲くころ ~モネが愛した風景」

 

 

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イコンとタペストリー、若しくは「我が唯一つの望みに」 ~大塚国際美術館・陶板名画の旅 ⑩

2024-09-08 | 博物館・美術館

イコンとタペストリー、若しくは「我が唯一つの望みに」 ~大塚国際美術館・陶板名画の旅 ⑩

  

   長くのびる通路の、両側にも奥にも部屋があり、陶板で再現したイコン画やタペストリーなどを展示されている。

  イコンとは、キリスト教における重要な出来事や場面を描いた画像のことで、 題材は、イエス・キリスト、聖人、天使、聖書に載っている話  など多岐にわたり、正教会(ギリシア正教、東方正教会)で用いられる場面が多い。

  

  

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      「我が唯一つの望みに (À mon seul désir)」

      貴婦人は何を望んでいるのか、様々な解釈がなされている謎に満ちたタペストリーである。

   鍵を握るのはユニコーンなのかもしれない。

  ちなみに「ハリーポッター」の1シーンにも登場して、謎を問いかけている。

  

  

  

  

 

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