能登半島・災害ボランティアと視察 ⑤ ~輪島の惨状
数々の思い出がある輪島の惨状を見るのは辛かったが見ておかねばならないと思った。
市街は茶色の土埃に覆われていた。
乾いた泥が空中を舞っているようだ。
元旦の地震から9カ月経過して、仮設住宅での生活再建が定着し始めた矢先の豪雨災害にやりきれない想いを抱いた方も多かったのではないか。
町の至るところで災害ボランティアの皆さんが泥掻きや片付けといった支援をされていたのが、せめてもの救いだった。
市街地でこの状態だから、寸断された道路の先で孤立されている被災者の方々を思うと胸が痛む。
被災者一人ひとりの心が折れてしまいそうな時期だからこそ、ボランティアは必要とされる。
現地に ‟行ったからこそ” 、その重要性を肌感で認識した。
迷わず、行けばいい。行けば、わかる。
いつも、楽しみにしていた朝市通り。
「買うてくだぁー」の呼び声は、もう聞こえない。
古刹、重蔵神社も被災したが、ユニセフのテントが立てられたり、支援物資の配給場所になったりするという。
泥の掻きだしが当面の課題。
今日、行方不明だった女子中学生が福井沖で見つかったという。 合掌。
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