ポルトガル Pav. の「海、青の対話」 ~大阪関西万博 61
ポルトガルは日本と同じように海の国であり、大航海時代にはカラベル船を始めとする美しい帆船で世界の海を巡った。
ポルトガル・パビリオンの設計者の隈研吾氏は「海という存在自体が感じられる海のパビリオン」を念頭に大航海時代の帆船の重要な道具のひとつであったロープを用いて、海という自然自体を身体感覚として実感できることを考えた。
ロープの間を吹き抜ける風とそのロープによって透過と反射を繰り返す光により、動き続け、振動し続ける。
隈研吾氏は「シグネチャーパビリオン EARTH MART」「マレーシア」「カタール」も設計している。
1543年、ポルトガル人が鹿児島県の種子島に漂着して以来、両国の歴史的な交流が始まった。
ポルトガルとの交流の跡は日本語に残っている。
たとえばパン(pão)、タバコ(tabaco)、カステラ(pão-de-ló)、「金平糖」(confeito)といった言葉もポルトガル語がルーツである。
地球上の生命の約8割が棲む海洋は、その生態系の6割が損なわれており、早急な対策が必要とされている。
持続可能な海洋資源の管理の必要性を訴えかける。
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