洛北・赤山禅院 ~“穴場”の紅葉名所
赤山禅院(せきさんぜんいん)は、平安時代(888年)に慈覚大師 円仁の遺命によって創建された、比叡山延暦寺の塔頭。
本尊は陰陽道の祖・泰山府君(赤山明神)を祀り、神仏習合の最たるお山として今日に至る。
修学院離宮よりも更に山手に入ることから、知る人ぞ知る隠れた紅葉名所である。
シーズンにも拘わらず、訪れる人も少ない。
観光寺院と違い、拝観料を取らないのもいい。
特筆すべきは赤モミジに大イチョウ、そして、寒桜が揃って鑑賞できることである。
紅葉のもと、「十六羅漢と三十三菩薩」は、ここで、移り行く季節の営みを見続けておられる。
京都の表鬼門にあり、王城鎮守、方除けの神として歴史古く信仰が篤い。
拝殿屋根にある瓦彫の神猿は「鬼門除け」として、京都御所を見守り、京都御所の神猿と向かい合っていることで世に知られる。
毎年11月23日には恒例の「珠数供養大護摩供」が執り行われる。
傷ついて使わなくなった珠数を捨てるのではなく、炎によるお浄め「お焚きあげ」を行う。
境内の奥に静かな池があり、紅葉を写して綺麗だった。
ふわりとした苔に散りモミジが映える。
蝋燭越しの紅葉。
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