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ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

今井町逍遥~江戸時代へタイムスリップ

2013-10-01 | 奈良の旅
   今井町逍遥~江戸時代へタイムスリップ

              

 奈良県橿原市今井町。
 中世末に称念寺を中心に寺内町として成立した今井は濠と土居をめぐらせた城塞都市であった。
 織田信長により武装解除された後は自治権を得て、商業都市として発展、江戸時代には「大和の金は今井に七分」といわれたほど繁栄した。
 今も江戸時代に建てられた500軒もの町家が連なり、国の「重要伝統的建造物保存地区」に選定されている。

              

  今井町のエントランスにある「華甍(はないらか)」と呼ばれる建物。
 「今井まちなみ交流センター」であるが、和洋折衷の荘厳なつくり。
 以前は旧高市郡教育博物館や今井町役場として使用されていた。

              

 「飛鳥川の流れに架かった蘇武橋を渡ると、そこは江戸時代だった・・」
 そんな観光コピーが目についた。
 当時、町家の造りには町掟で厳しい規制があったという。
 切妻造り、平入り、本瓦葺きが基本だが、町民たちは屋根の煙出しや壁面の紋所、虫籠窓、様々な格子、駒つなぎなどに意匠を凝らした。



              

              

              

              

              

              

 今西家住宅は1650年に建てられた最も古い民家だが、城郭のような豪壮な外観である。

              

              

 太鼓楼が印象的な称念寺。

              

 これだけ、見応えのある町家が密集している場所は全国的にも、そうないだろう。

              

              

              

 老朽化して空き家になった町家もあった。

              

 そんな町家の改修に大学生がボランティアで参加していた。

              

 今井町では「アートでまちづくり」と銘打ったイベント、“HANARART”を開催中(10.6まで)だ。
 10月6日には「着物でアート作品を見て廻ろう」という企画があり、着物レンタル、着付け込み、500円からで承っているそうだ。


              
 

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“HANARART” ~奈良・町家アートで、まちづくり

2013-09-23 | 奈良の旅
   “HANARART” ~奈良・町家アートで、まちづくり

              (八木札の辻)

 奈良県には魅力ある歴史的な町家・町並みが多く存在しているが、空き家の増加と老朽化が進行している。
 これらは景観を悪くするだけではなく、町の活性化や安全性にも悪影響をもたらしている。 
 また少子高齢化や人口減少が進むと同時に、住民の問題意識・当事者意識も希薄となりコミュニティさえ、崩壊しつつある。
 この歴史的な町に誇りを持ち、住民が主体となって地域力を向上させることにより、多くの人が集う魅力的な町へつなげていきたいとの想いから、2011年初めて「奈良・町家の芸術祭HANARART」が開催された。
 先人達の知恵が残る「歴史的な町並み・町家」に斬新な発想の「現代アート」を組み合わせることで、町が今までと違う表情や機能を持ち始めた。
 来訪者はもちろんのこと、ア―ティストや住民自ら、楽しみながら、HANARART(はならぁと)を通じて、まちづくりの新たな可能性を探っている。


  (写真は奈良県各地のHANARART、昨年の模様)

              

              

              

              

 (以上4点、大和郡山市)

              

              

              

              

 (以上4点、五條市新町)
              

              

              

 (以上3点、御所市名柄)

              

              

              

              

              

 (以上4点、橿原市八木札の辻)

 第3回目となる2013年は、「アート×地域の恋鎖反応」をテーマに既に始まっている。
 郡山城下町エリアで、アーティストによる公式現代アート展「HANARARTこあ」が行われるほか、アーティストがその『場』に滞在し制作する「HANARARTえあ」、作家がお気に入りの場所で自由に創作する自主企画アート「HANARARTもあ」も全8エリアで催されている。


 開催日程・2013年9月7日~11月26日

 開催エリア 
【HANARARTこあ】10月12日~20日/郡山城下町(大和郡山市) 
【HANARARTえあ、HANARARTもあ】
 9月7日~16日/五條新町(五條市)、
 9月14日~16日/御所市名柄(御所市)、
 9月20日~29日/八木札ノ辻(橿原市)、
 9月27日~10月6日/今井町(橿原市)、
 10月12日~20日/郡山城下町(大和郡山市)、
 10月20日~27日/宇陀松山(宇陀市)、
 11月1日~10日/奈良きたまち(奈良市)、
 11月16日~26日/桜井本町(桜井市)

 私は個人的には、今回初参加の桜井本町が、どのような変貌を遂げるか、大いに期待している。


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奈良の夏の風物詩『なら燈花会』開催 ~8月5日から

2013-08-04 | 奈良の旅
   奈良の夏の風物詩『なら燈花会』開催 ~8月5日から

              

 なら燈花会(ならとうかえ)は、1999年から毎年8月上旬(10日間)に、奈良市内(奈良公園一帯)で開催される、ろうそくを使用した行事。
 燈花とは、灯心の先に形成される花の形をしたろうの塊のことで、仏教においてこれを縁起の良いものとすることに由来して「燈花会」と命名されている。
 期間中は世界遺産に囲まれた奈良公園一面にろうそくを並べ、幻想的かつ神秘的な雰囲気が演出され、奈良における夏の風物詩として定着した。

              

              

              



              
              
              

              

              

              

              

              

 デジブック『ケンタロス祭の夜』もご覧ください。
 こちらは宮沢賢治の童話にインスパイアされて創りました。
   


デジブック 『ケンタウル祭の夜』

奈良まち散策 ~にゃらまち・ねこ祭り

2013-06-28 | 奈良の旅
    奈良まち散策 ~にゃらまち・ねこ祭り

              

              

 江戸時代から大正・昭和時代初期にかけて建設された町家が数多く残る奈良市の旧市街地「奈良町」を会場に、猫をテーマにしたイベント「にゃらまちねこ祭り2013」が開催されている。
 雑貨店や飲食店など45店が参加し、6月30日までの期間中、アート作家による猫の作品展やオリジナル猫グッズの販売などをする。

              

              


 その昔、奈良町には、沢山の猫たちが暮らしていました。
 そんな奈良町の猫たちをテーマにアート作家達が中心となって開催した
 猫作品展で誰が言い出したのか、奈良町を「にゃらまち」と呼び出しました。
 その頃より奈良町界隈には、何故か猫物を扱うお店が集まるようになり、色んな猫たちが暮らし始めました。
 そうして、猫好きは、何時しかこの辺りを 『にゃらまち』 と呼ぶようになったのです。
 そう、猫好きにとって「ならまち」は 『にゃらまち』となり、『猫好きの聖地にゃらまち』 と言われるようになったのです。

                      (にゃらまちねこ祭りHPより)


               

               

               

               

                

 奈良まちといえば、元興寺。紫陽花が見頃だった。

               

 そして、奈良まちというと、人気の町家カフェ、『かなかな』さん。
 「かなかなごはん」がお目当て。

               

               

               

 そしてそして、やっぱり、はずせない身代わり猿。

               

 これは至極、名言!特に右下が・・・。


               


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五條散策 ~古い町並みと生活の匂い

2013-05-28 | 奈良の旅
  五條・散策 ~古い町並みと生活の匂い

              

 五條新町通りやその界隈には17世紀の初頭から18世紀にかけて建てられた町家が集中して、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
 江戸時代、明治時代、大正・昭和初期、昭和戦後と、約4世紀にわたる民家の移り変わりの様子をみることができる。
               
              

              

              
              
              

              

 ただ、古い町並みが残るだけではなく、この町には生活の匂いが息づいている。
 牛乳屋さんの看板。何故か懐かしい。

              

 五條・新町で、いつも行く、うどん屋さん。「山直」さん。
 ここの、カレーうどんは絶品である。

              

              

 かつて、五條と新宮を結ぶ、「五新鉄道」が計画されていたことがあった。
 1939年に着工するも、戦争で中断、1957年に工事が再開されたが、途中で計画は頓挫。
 「萌えの朱雀」などの映画でも取り上げられ、幻の鉄道と云われている。

              

 今、五條で新しい名物が生まれた。
 町屋の空き家を利用した、鉄道模型の「ジオラマ工房YN」である。
 館長の野口さんは平野出身。
 TVの人生の楽園でも、取り上げられた。



              

              

奈良きたまち散策③ ~時の名残

2013-05-18 | 奈良の旅
    奈良きたまち散策③ ~時の名残

              

 目まぐるしく移りゆく時流の中で、その一角だけには、“時の名残”が息づいていた。
 それは取り残されたというより、頑として変わろうとしない強固な意思さえ感じられた。
 それでいて、居心地のよい、ゆるりとした雰囲気に、いつしか寛いでしまう。
 奈良きたまちは、そんな町角である。

 奈良きたまちの観光拠点は「旧鍋屋交番」。
 明治41年に設置された「鍋屋巡査派出所」に起源とする。
 現在は「きたまち案内所」として、新たなるミッションを任せられている。

              

               

 町家を利用した、おしゃれなワインバーとショップ。

              

              

 手作りパンの店、パネトーネさんの名物「大仏あんぱん」。
 
               

              

 とにかく、ズシリと重い。計ってみると300gあった。普通のあんぱんの3個分はある。

              

 ご主人に「ブログに載せます。」と言うと、「そんな大したもんやないで。」と謙遜の言葉。
 だが、しかし、「たかが、あんぱん、されど、あんぱん」のこだわりが感じられた。

 この大きさで一個168円はリーズナブル。
 一個、完食するのはきついので、私は饅頭のつもりで切り分けて食べる。
 少し焦げた皮の香ばしさと餡の甘さが妙にマッチングして、うまい。

              

 街中に牧場がある。「植村牧場」である。
 明治16年創業。30頭ほどの牛とポニー、山羊がいる。
 近くの住宅は牛の匂いで大変だろうなと老婆心ながら思う。
 しかし、何といっても、牛乳とソフトクリームの美味しさは格別である。

              

 夕焼けが綺麗な街でもある。

              

              

 暮れなずむ街角に灯りがともった。


              

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つつじ祭り・鳥見山 ~『明日へのマーチ』

2013-05-16 | 奈良の旅
    
  つつじ祭り・鳥見山 ~『明日へのマーチ』

              

 神武天皇の伝説が残る奈良県宇陀市の鳥見山からは大和盆地や宇陀の山々や遥か大峰山脈、台高山脈を一望できる。
 またシーズンには数千本のツツジの名所として、ハイカーで賑わう。
 その鳥見山でツツジ祭りが開催されていた。

  

 何故、『明日へのマーチ』かって?
 それは、森の音楽会があって、あるバンドが、この歌をカヴァーしていたからです。

              

 いつまでも、過去ばかり、見ていちゃ、駄目だ。
 もう、明日のことを考えようよって、桑田さんのメッセージが聞こえてきそうだ。

              

              

              

              

               

 和太鼓も出場していた。やっぱり、エネルギーが迸るような和太鼓はいいなあ。

              

              

              

 どこまでも青い空にツツジが映えていた。
 明日へのメッセージ。
  


            

              

              

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奈良きたまち散策② ~奈良少年刑務所

2013-05-14 | 奈良の旅
  奈良きたまち散策② ~奈良少年刑務所

              

 奈良きたまち界隈は、長く“DEEP NARA”として、隠れた奈良観光名所であったが、最近は観光振興事業のおかげで、クローズアップされるようになってきた。
 
 嬉しい反面、そっと、取っておきたくなるスポットでもある。

 今日はその中で、奈良少年刑務所をアップします。
 もちろん、観光地ではなく、現役の刑務所だが、ロシア教会のような煉瓦建築が美しい。

 奈良少年刑務所を紹介するのに、この歌は欠かせない。
 受刑者である、ある少年の詩に逢坂泰精というシンガーソングライターが曲を付けました。

              

  

              
      

              

              

              

              

 やけに目に沁みる夕焼けであった。



              

              

              

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奈良きたまち散策① ~奈良女子大学

2013-05-13 | 奈良の旅
   奈良きたまち散策① ~奈良女子大学

 古い町家が並ぶ、「ならまち」界隈は奈良観光の人気スポットであるが、最近は、その北側に位置する、「奈良きたまち」も脚光を浴び始めてきた。
 「“奈良きたまち”のまちづくりを考える会」や商店街、行政が観光振興に取り組んできた成果であろう。

 なかでも、中核を成す“奈良女子大学”のキャンパスは時が止まったような懐かしい学び舎の雰囲気を今に伝えている。

 かつて、この地には奈良奉行所があったという。

             

             

 ただし、記念館は春・秋の特別期間のみの一般公開。
 その他は5/17、6/17などの昼のコンサート時のみしか、入館できない。

             

             

             

             

 北欧を思わせる木造二階建ての記念館は前身の奈良女子高等師範学校本館として、1909年(明治42年)に建てられた。

             

              

             

 校門前の守衛室もレトロ一色である。


             

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平城京天平祭*春 ~「ゆかり風流行列」②

2013-05-07 | 奈良の旅
   平城京天平祭*春 ~「ゆかり風流行列」②

               

 GW後半に奈良市平城宮跡で開催された一大イベント「平城京天平祭」。
 その中日、4日の「ゆかり風流行列」は前出のミス奈良ちゃんを中心とした、時代行列の他、様々な行列、アトラクションが花を添えた。

 その中でも、琉球太鼓のエイサーは迫力があった。
 エネルギーが迸り、気魄が、ファインダー越しに伝わってきた。

              

              

              

              

              

              

 伎楽行列。そのユーモラスな動きに、思わず微笑んでしまう。

              

              

              

 鷹狩り。普段、見れないような古代の放鷹術を目の当たりにする。

              

 韓国ナムサダン伝統舞踊。

              

               

 左の人のスピンジャンプ。凄い技だ。

              

 天平衣装体験もあるので、観光客だって、天平気分。(1h=500円)

               

              
 なんで、阿波踊り!?と言うべからず。県人会の踊らにゃ損損。

              

              

              

 そして、“YAMATO超人ナライガー”登場!!
 環境を汚すゴミミーたちを蹴散らす。
 そしたら、また、ゴミが散らかるだろうって!?

              

 必殺の“鹿せんクラッシュ”炸裂!!
 そんな、でかい鹿せんべいがあるか!と突っ込みを入れたくなる。

              

 「ポイ捨てする奴は許さねえ!」(何故か、東京弁)
“怪人ポイ捨てンジャー”にまたも必殺の“ソーメンフラッシュ”!!。

              

 ナライガ―はピンチになっても、ラズヶーナを食べると復活する。
 ラズヶーナは絵図屋で売ってる、奈良漬けの缶詰だ。

 私にとってのラズヶーナは何だろうか? (まむし?バイ×××?いやいや) B級グルメに優勝したことがある、「焼きソーメン」をいただくことにした。
 焼きそばで、よかったような・・・ビミョー。(便利な言葉だ。)



              

              


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平城京天平祭*春  ~「ゆかり風流行列」①

2013-05-05 | 奈良の旅
    平城京天平祭*春  ~「ゆかり風流行列」①

 奈良市の平城宮跡にて、「平城京天平祭*春」が5/3~5/5に渡って、開催された。
 「平城京天平祭」は3年前の遷都1300年祭の後を継ぐ、奈良の一大イベントとして、すっかり、定着した感がある。
 「平城京天平祭」のメインは何といっても、3日の500人規模の「天平行列」であるが、昨年、レポートしているので、今回は中日、4日の「ゆかり風流行列」の模様を御覧いただきます。

              

 この行列、規模で「天平行列」の比ではないが、ミス奈良の3人を先頭に、それはそれは艶やかな行列だった。

              

              

              

              

 3人とも、現役の大学生ということだが、髪をアップにして結うと、これほど、イメージが変わるとは・・・。  
 まさに麗しき天平美人になっていた。
 もっとも、当時の美人は現在とかなり、尺度が違うそうだが。

              

              

              

              

 毎回毎回、感心するのだが、天平衣装の素晴らしいこと。
 銀とき子さんのブログ「独語力」を見てみると、スタッフの皆さんのご苦労が偲ばれる。
 ⇒「独語力

              

 さて、行列は大極殿を後にして、帰路に経つ。
 


             

              

              

              

              

              

              

              

              

              

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藤の花の咲く頃と「万葉雅楽~悠久の舞」

2013-05-03 | 奈良の旅
    藤の花の咲く頃と「万葉雅楽~悠久の舞」
 
 
              

 藤の花が見頃を迎えている。
 この時期、各地の藤の名所はGWと相まって、たくさんの人で賑わうことになる。
 日本人はどうも、この藤色がお好きなようで、古来より万葉集に詠まれたりもした。
 藤色(ふじいろ)とは淡く青味の紫色を意味し、清涼な風合いと甘い香りに初夏の到来を感じたりする。
 この藤の花をかつて、興盛を極めた藤原氏も意識していたようで、氏神である春日大社の本殿前や神苑である万葉植物園も藤の花で覆われる。

               

               

               

               

               

               

               

               

               

 この時期、もうひとつの楽しみは万葉植物園で子どもの日に開催される「万葉雅楽会」である。
 入場料500円で藤の花と雅楽を満喫できるなんて、ちょっと、得した気分になる。

               


万葉雅楽~悠久の舞


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早春譜 3 ~月ヶ瀬梅林

2013-03-22 | 奈良の旅
    早春譜 3 ~月ヶ瀬梅林

 月ヶ瀬梅林は奈良県奈良市月ヶ瀬尾山とその周辺に位置する梅林で約13000本の梅の木があるという。
 五月川の渓谷沿いに梅の木が広がる様から月ヶ瀬梅渓とも呼ばれる。
 古くから有名な梅林で、日本政府が最初に指定した名勝の一つだ。

                    

                    

                    

                    

 3月下旬、少し遅めの梅が月ヶ瀬渓を覆う頃、傍らでは、今や遅しと出番を待つかのように桜のつぼみも膨らんできた。

                    

                    

                    

                    

                    

                    

 桜便りも、もうすぐである。 


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大和な雛まつり ~町家に息づく雛物語

2013-03-04 | 奈良の旅
   大和な雛まつり ~町家に息づく雛物語

              

 奈良県大和郡山市の旧市街で桃の節句にちなんだイベント、「大和な雛祭り」が開催中である。
 かつて城下町として繁栄したこの町には風情ある町家が今も多数、残っており、華麗なる雛飾りとのコラボは見応えがある。
 (2014年2月22日から3月30日まで)

              

 メイン会場は昭和33年まで遊郭だった旧川本邸。
 珍しい3階建ての和風建築。
 窓から差し込む光と部屋のレトロな照明がとてもよい雰囲気だ。

              

              

              

               

              

 小さなお雛様にも、秘められた物語があったに違いない。

              

              

 元遊郭らしく、桃の窓はHeartに見えてチャーミングだ。

              

              

 華麗な中にも時の流れの憂鬱を感じる。

              

              

              

 鈴木邸では、享保年間に作られたという、お雛様に出会った。

              

              

              

 駄菓子屋さんでもお雛様が飾られていた。


              


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勇壮なる神事 ~『お綱まつり』

2013-02-09 | 奈良の旅
  勇壮なる神事 ~『お綱まつり』

               

 『お綱まつり』は奈良県桜井市江包、素盞鳴(すさのお)神社と桜井市大西、市杵島神社で、毎年2月11日に行われる祭り。
「お綱はんの嫁入り」とも称される。
 初瀬川をはさんで、東方に素盞鳴神社、西方に市杵島神社が鎮座、素盞鳴尊と稲田姫命の結婚式とされ、江包から雄綱(男綱)、大西から雌綱(女綱)を運び寄り、神前でそれぞれの大注連縄を結合、「入船の儀式」を行う。
 古来より、五穀豊穣を祈る神事とされる。
 綱つくりが、また大変な作業で、それぞれの地区で村民総出で作られる。
 江包の男綱の先は、男性の象徴を示すものとされ、頭部の直径約二メートル、長さは四メートル近くあり、円錐形をしており、百メートルもの尾とも言える長い綱がついており、重さ約1トンほどにもなる。

              

 一方、大西の女綱の形は舟形(女形)で、一番太い所の廻りが約五メートル、長さ六メートル、これに引綱をつけ、約百メートルの尾がついて、総重量が男綱と同じぐらいになる。
 
 まず、両地区の田んぼで泥相撲が取られる。

              

              

              

 泥相撲の後、女綱がかつぎあげられ、素盞鳴神社を目指す。
 先頭には、祓い串を持った神職さんと仲人さんを伴って進む。

               

              

 やっとのことで到着した女綱は、すぐに社前西の榎の古木にくくりつけられる。

              

              

 一方、江包でも泥相撲が終わり・・・こっちも激しかった模様。

              

 男綱が担ぎあげられて、女綱、目指して突っ込んでいく。
 長い尾を引きずることなく、まるで精子のごとく、元気がよい。

              

              

 ようやく、男綱は、女綱が待つ素盞鳴神社の社前に到着。
 舟形の女綱に男綱がおさめられるクライマックスを迎える。
よくよく考えると、エロい神事である。
 ちっこいおっちゃんが龍の子太郎のように、綱に飛び乗った。

              

              

 伝統の行事を今年も無事、やり遂げた。
 男たちの友情を垣間見た一瞬だった。
 (写真は昨年の様子から)


              

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