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お楽しみはこれからだ❣️

本と映画とテレビと鉄道をこよなく愛するブログ

ブラジル・マナウス、アマゾン川中流の町

2023年01月01日 | 旅・外国
「It,s swimming time!(さあ、泳ごうぜ〜!)」
船長がラジカセで陽気な音楽をかけて叫んだ。

遊覧船の上で観光客が一斉に服を脱ぐ。男も女も。服の下に着込んだ水着姿になって、次々と川に飛び込む。

普通の川ではない。川幅四キロ以上あるアマゾン川のど真ん中。みんなグイグイ泳ぐ。水着を用意していない僕(クルーズを手配してくれた旅行代理店の人は水着着用とは言ってなかった)は飛び込めない。泳いでる人たちがピラニアに襲われないか、ヒヤヒヤするばかり。これがアマゾン川8時間クルーズ最後のイベント。

アマゾン川中流の町マナウスは、リオやサンパウロと違って、治安はすこぶる良い。

クルーズを終え、マナウスの港に帰還。

港のすぐ横には「魚市場」。少し魚の腐った臭いがする。マナウスは暖かい町。その中に地元漁師たちが利用するカウンターだけの小さな食堂があった。好奇心に突き動かれて、勇気を出してカウンターに座る。メニューはポルトガル語。指でメニューを指しながら、当たり外れの無いスープをオーダー。

出て来たトマトスープ。アマゾン川で獲れた魚の殼を大量にたっぷり煮込んで出汁を取る。それをトマトで味付けしたスープは今まで生きてきた中で、予想も出来ない最高の味がした。

その夜、無性に日本食が食べたくなり、マナウスの日本食レストランへ。

北島三郎、島倉千代子、石川さゆり、アマゾンの空の下、スピーカーから演歌が次々と流れて来る。茄子の田楽などをおつまみにしながら酒を飲む。

僕は海外を旅する時、必ず一回は日本食レストランに立ち寄る。

水だき鍋の白菜がレタスだった事もあるし、握り寿司から外国人板前のオーデコロンの匂いがした事もあった。でも、必ず行く。

異国の地で酔いしれていると、日本で生活している時とはまた違い、演歌が心に沁みる。自分が日本人だという事を実感する。日本と、地球の真反対にあるブラジル。そこで飲む酒、流れてくる演歌はとても相性がいい。日本からも同じ星が見えているのかなぁーと思いながら、かなり酔うまで酒を飲み続ける。一人酒も良いものだ。

どこの国へ行っても、夜、僕は酔っ払っている。よく誰かに襲われなかったものだ。背が高くて身体が大きい僕が酔って暴れたら怖いなぁーと思われていたのかも。

そんな僕も2015年に断酒した。不思議な事に、それ以来酒を飲もうという気持ちにならない。体重も20キロ以上痩せたから、健康の事を考えると結果として良かったのかも知れない。

インド・ニューデリーからムンバイ

2023年01月01日 | 旅・外国
妹尾河童さんの本を読んで、インドへ行きたい衝動に駆られた。インド国内を移動して効率よく周るには「ツアー」の方が良かろうと、二名から催行のツアーに申し込む。催行されるかどうかの期限が来て、旅行代理店から連絡。参加はまだ僕一人だと言う。慌てて会社の先輩を誘った。

僕と先輩は成田空港からエア・インディアに乗り込む。機内はスパイスの匂いがした。ニューデリー国際空港到着が深夜1時半。入国ゲートには日本語が喋れるインド人の添乗員ラジプットさんが待っていた。着いてみれば、僕たちとラジプットさん、運転手の四人のツアー。

翌日、デリーを観光。猛烈なスピードで車を飛ばして、ピンクシティーと呼ばれるジャイプールへ。たくさんのツアー客がいると、添乗員さんの説明を聞かず、他のものを見ていてもイイが、ツアーに参加しているのは僕と先輩の二人。否応無しにラジプットさんの説明を聞く羽目に。

ラジプットさんは既婚者である。インドにはカースト制度があるので、親同士が決めた同じ階層の男女が結婚当日初めて顔を合わせて夫婦になる。しかし、街で知り合った若者に聞くと婚前の性交渉は当たり前。インドのヒンズー教の寺院の御神体が「男根」だったり、「女陰」だったりする。寺院の壁には「セックスの四十八手」が描かれていたりもする。「性」に関してはとてもおおらかな国。

タージマハールで有名な街。ここは観光客がたくさん訪れるので、治安が悪い。白い巨大な宮殿の形をした墓所にはあまり感動しなかった。

そしてそして、この旅でいちばん楽しみにしていたのが、ウダイプールという街の湖上に浮かんでいる「レイクパレスホテル」。予約を取るのが途轍もなく難しい。幸い前日、宿泊OKになった。このホテルはその昔、インドの王様にあたる「マハラジャ」が建築したもの。「007/オクトパシー」のロケでも使用された。客室の窓のすぐ下まで水が来ている。もちろん、ホテルへは船で渡る。

下痢が止まらず、先輩がベッドから動けない。フロントに頼んで医者を呼んでもらう。診察が終わると、医者の書いたメモを持って船に乗り、薬を買いに行く。薬はポカリスエットの様な脱水症状を防ぐもの。

ツアーの最終目的地はムンバイ。イギリス植民地時代の面影を強く残している大都市。

日本への帰りの便のチェックインの為、空港に行くと、予定されていた飛行機が成田空港を24時間遅れで飛び立ったそうだ。

エア・インディアがその夜のホテルを取ってくれた。夕食はホテルのレストランでお酒を飲みながら。ボーイさんにチップを渡して、生バンドに「misty」をリクエスト。酔った体に名曲が沁み渡る。

交換手を通じて会社に連絡を入れようとするが通じず。大阪弁で怒鳴ったら、一発で通じた。言語関係無く、「怒り」という感情は伝わるようだ。

後日談。ラジプットさんがその後、初来日。自分が案内した日本人観光客が「日本に来たら、是非うちに泊まって下さい!」という彼らの言葉を真に受けて、何人もの人の家を訪ねるが断られ続けたそうだ。日本人の社交辞令の生み出した悲劇。彼は僕の先輩の家に長く滞在し、お土産のサリーを置いて帰国の途についた。





「五感」と「不便」

2023年01月01日 | インターネット・SNS
最近思うこと。「五感」を大切にすること。「視覚」「聴覚」「嗅覚(しゅうかく)」「味覚」「触覚」。「五感」。昭和の時代、「シーン」という音が微かに聞こえる「無音という音」があった。田んぼの周りを歩けば、「草の臭い」がした。耳を澄ませば、遠くで「ビル建設現場の杭打ちの音」がした。「人の生活の中にある五感」。今、満員電車でスマホを見続ける人々。あまりにも溢れかえる「膨大な情報」を処理し切れなくなって、「SNSのバズり」「ファスト映画」「TVerの早送り」等に身を委ねる人々。そこには、「情報のハズレを出来るだけ引きたくない」という強い思いがある。本屋に自ら足を運ぶのは単に本を買う為だけでは無い。本屋で新しい作家と出会う為。自分の意思と感性で。「コンビニ」はとても「便利」だ。24時間何でも買える。でも、今大事なのは「不便」ではないだろうか?深夜起きてノドが乾いても、「コンビニ」が無ければ、翌朝店が開くのを待たなければならない。マラソン、42.195キロを走って浴びるシャワーや一杯のビールは何事にも変え難い「感動」がある。「不便」が「感動」を呼び、「五感」を刺激するのだ。インターネットの急激な発達がもたらしたものは「便利」。時には、「五感」を研ぎ澄まし、「不便」を満喫するのも良いのではないだろうか?新年を迎えて思ったささやかなこと。

多胡うらら、中3・183cm・B型、お正月

2023年01月01日 | 高身長女子・巨大化・巨大娘・逆身長差


こんな巨大娘と会いたい❣️

2023年01月01日 | 高身長女子・巨大化・巨大娘・逆身長差