日本の都市では地面がコンクリートやアスファルトに覆われ、1日歩いていても土を踏む事がなくなりかけている。
その事が「人間の五感」を鈍らせているのではないか?
昭和35年生まれの僕は、ギリギリ周りに「土がある環境」に間に合った。
小学校の頃、家の近くの田んぼには肥料としての馬糞が積み上がり、同級生が野球のボールを取る為、野つぼに落ちたり、それは楽しい「昭和の時代」だった。
野つぼに落ちた息子にホースで水を遠くからかけている母親など、町の人々がいろんな人を暖かく抱き寄せてくれる時代だった。人が「生きている」と言える時代とも言えるだろう。
スマホ、携帯電話、パソコン、AI、CGなどなど何もない時代・・・それはある意味、「幸せな時代」だったのかもしれない。