白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

―トマト容器栽培の裏ワザ情報―

2014年03月19日 | トマト

趣味の家庭園芸でプランターやポットで栽培できる人気の高い作物はと言えば、先ずトマトとイチゴが揚げられます。それだけに、多くの方がトマトやイチゴのポット栽培に、一度は挑戦したいと思われて居るでは無いでしょうか。

昨今はネット検索すると、トマトやイチゴのプランターやポット栽培についてのいろいろな情報にヒットしますが、作物作りなら皆同じと言った程度の決まりきった内容が多く、これはと言える、参考となるような有力情報は全くと言って良いほど有りません。

 

―イチゴのポット栽培は何処でも人気種!-WebImagesPhotoes

中には、トマトのプランターやポット栽培が簡単に始められるような話が尤もらしく書かれているのを見掛けますが、そんな話を鵜呑みにして春から店頭に並ぶトマト苗を購入し、安直にプランターやポットでトマト栽培を始める方が居られるとしたら、一寸気の毒な気がします。

 

―トマト品種数限り無し!-WebPhotoesImagesより

と申しますのも、トマトの容器栽培は、大玉、中玉、ミニやドワーフトマト等、育てる品種にも依りますが、一見誰でも簡単に始められる様で居て、奥が深くて難しく、勿論、トマトが一つでも二つでも成ればそれで満足される、鑑賞が目的の方ならよろしいのですが、店頭に並ぶ一般に購入できる程度の大玉トマトを収穫したいとなると、先ず大容量の栽培プランターに充分な日照量が必要になる等、余裕もあって面倒でも充分手が掛かけられる方でも、中々期待したような結果が出せないのがトマト容器栽培です。

 

―典型的なドワーフトマト、食べても美味しい!-

トマト園芸栽培では、園芸人口の95%がトマトを育てていると言われるアメリカ、ご存じの様に何百種の様々な特徴を持つ多彩な固定種(エアルーム)トマトの種子や苗が、毎年春には盛んに売り出され、世界でもトマト人気が最も高い国であり、全米の幾つかあるトマトネットフォーラムのスレッドを追って見ると、トマトの様々な興味ある話題が尽きません。

 そんな事から、アメリカのプランターやポットのトマト栽培の初心者向け一般情報が一体どの程度のレベルにあるのか、長年新プランタートマト栽培を続けてきた事もあって興味が湧き、キーワードを入れてそのネット情報を検索して見ました。

 其の中で、全米の代表的なオンラインベースの情報サイト AboutComに、トマトコンテナー栽培の5つのチップス(裏ワザ)が紹介されているのを見つけました。

皆さんがお持ちのコンテナー栽培の常識、どんな点で違っているのか、参考に成ればと思い其の一部を紹介致させて頂きます。

其の冒頭には 「トマト栽培は園芸家の多くにとって 「ホーリーグレイル」(聖杯)であり‥‥」とあります。キリスト教文化背景に縁の薄い私達日本人には 「聖杯」を喩えに揚げられても馴染みが無く、それすら理解が一寸し難いかと思います。

トマトのコンテナー栽培は、時には大いなる満足を与えてくれるかと思えば、全く悲斬な結果に終わる悲喜交々であり 「願っても入手や達成が困難」の意味で、聖杯伝説が喩えに揚げられているのです。

 

 ―ホーリーグレイル聖杯のImagePhoto-

扨て、そんなトマトのコンテナー栽培、抗し難い悪天候の影響等を改善し、成功の機会のとなるが「裏ワザ」であり、其の五つのヒントは下記の通りです。

 

 1.プランターは充分な大きさが必要!

プランターは大きければ大きい程良く、1本植えで最低でも径30cm以上の容器に容量18Lは必要。ハーブ等コンパニオン植物をトマトプランターに植え込むと良いと言うが、少しでも水分摂取の競合を避ける為に控える事。良質な容器栽培専用の培養土を用い、良好な排水性を必ず確認。

 

2.1にも2にも水遣りが大切、但し加湿は禁物!

適切な量の水遣りがトマト容器栽培の一番の重要事項。目的は用土を湿らす事であり、水の遣り過ぎは根腐れのもとであり、水不足は成長不良と尻腐れ果の発生原因。

水の遣り過ぎ、水の不足、どちらもトマトに取っては最悪。それを避ける簡単な方法はと言えば、自給水式プランターの利用。そうでなければ、トマトの水分状態の毎日の点検が必須作業。 気温が上がり、風が強い日や夏では、1日2回の水遣りは必要。幼少時のトマトであれば、降雨量が多い時は容器毎の退避或いはカバーが必要。尚、給水は効果的な吸水蒸散に備えて朝一番に行い、用土に与えても植物自体には散水しない事。

 

3.トマトに与える肥料!

トマトの施肥は重要な作業。一般の容器栽培専用土は通常肥料無添加であり、確認してから緩効性肥料を用土全体に行き届く様に配合。トマト専用緩効性肥料を用いるが、一般の多目的緩効性肥料でも良い。追肥には、希釈した液体肥料を毎週、または1週間置きに与えるのが基本。

 

4.トマトには光を充分当てる!

誰でもがトマトの受ける光量を過大評価し勝ちだが、実際に計算して確認する事。充分な日照量は1日6時間以上、8時間以上ならより好ましい。日照計を使うか、又は日中に何回か日が充分に当たっているか確かめる。必要なら栽培容器を移動。

トマト苗木の初期管理では、温度、日照、風雨等への「慣らし」が大切。夜間の温度10℃以下には絶対にならないように注意。

 

5.トマトは深植えにする!

ほとんどの作物苗は深植えすると育ちが悪くなるがトマトは反対。トマトは茎から根を出させる事でそれだけ丈夫になり、養水分の摂取効果が高くなる。必要なら、下葉を外して茎を曲げても出来るだけ深く用土に埋め込む。それだけに栽培容器には深さが必要。 尚、補足となるが、栽培品種の選定が重要。中には、コンテナー栽培に不向きで、粉っぽくて不味いトマトが固定種(エアルーム種)でも多くあり、育てて楽しい品種を選んで植える事。

 

―エアルームトマトのイメージ写真―

以上ですが、もし、この「裏ワザ」を、大した事では無いとお思いでしたら、あなたはマト容器栽培の大ベテランであるか、又は、トマトをプランターやポットで全く育てた事の無い方でしょう。

 トマトコンテナー栽培は「裏ワザ」の如く、大きな容器容量と水遣りが課題であり、今、トマト好きのアメリカ人の間で 「これなら!」と、人気を集めている栽培法が、自給水型の栽培容器の利用であり、以前にも紹介した事のある、“EarthTainer”“EarthBox”等のサブイリゲーション方式の普及が始まっています。

 

EarthTainerのメーカーイラストー

ところが既に日本でも、そっくり真似たような野菜栽培容器が売り出されていますが、未だその機能が良く理解されて居ないのか、一部の「知る人ぞ知る」の存在の様であり、特に、30~40Lの大容量となる自給水型の栽培容器、大変な重量にもなり、移動も大変なら栽培後の用土の後始末も大事であり、日本の都市の住宅事情では容器の置き場所や残土の捨て場等、その利用には問題で有る事も確かです。

 

EarthBoxのメーカーロゴー

こう見ると、トマト容器栽培に、標準プランターや7~8号プラポットで充分育てられる新プランター栽培方式は、日本の都市住宅事情の狭い限られた場所での園芸栽培に、最適では無いかと自画自賛したくなります。

しかし、何事も単純で有れば有るほど分かって頂ける様で分かって貰えないのが世の常であり、又、トマトプランター栽培等、思えば、一年中どこでも手に入る珍しくも無い果実野菜であり、手間暇掛けて自ら作る意味等何処にあるの良く分からない、無駄な遊びぐらいにしか思わない方が多く居るかも知れません。

今や価値の多様化の時代であり、一方で、その錯倒も始まって、本来の在るべき姿が見失れていると言われるのですから致し方の無い事ですが、園芸の価値で申し上げたいのが植物との対話、コミュニケーションであり、趣味の園芸栽培での季節の変化と共に見られる様々な栄養応答で、多弁で、言うなれば 尤も 「おしゃべり」なのがトマトです。

 

―典型的なインデターミネイトドワーフトマトーWebImageより

その意味では、孤独で話相手の少ないお年寄りに勧めたい園芸趣味が、作って、見て楽しみ、食べて美味しい、プランターやポットでのトマト作りです。

残念なことに日本には、簡単に作れて食べても美味しいポット等で容易に育てられるトマト品種が殆ど無いのですが、是非普及させたいと思っているのが、新ポット栽培に最適な海外からの「エアルームスーパードワーフトマト」です。美味しいパティオトマト等の種子入手情報、お持ちの方が居りましたら、是非ご連絡をお願い致します。

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