(上下の写真は同じ場所から東側を撮ったものですが、上は焦点をビル群に、下は空の雲に当てて撮ったものです。これだけ違いが出るのですね。)
いつものようにこのブログを始める前に、ちょっと目を通したブログの記事の紹介から始めます。「江草乗の言いたい放題」です。日本シリーズの結果があまりのひどいので、どうしたらいいかという内容なのですが、これがおもしろいのです。はっとしました。
私としてもあまりのセ・パの力の相違を受けて、パリ―グの下位チームとセリーグの上位チームの入れ替えしかないかなと思ったりしていたのですが、江草乗氏は違います。日本のプロ野球をアメリカのように、1部リーグと2部リーグにしたらどうかというものでした。
もちろん1部リーグはパリーグで、セリーグは2部リーグということです。そのうえでパリーグ・1部チームの下位チームとセリーグ・2部チームの一位チームを入れ替えたらどうかというものです。
ここまで言われたらセリーグのファンにとっては屈辱以外の何ものでもないですね。でもそれだけセリーグは弱いということですので、現実は厳しいです。思い切ってセパ共に一緒にしたうえでシャッフルしますか。
今日の天気は午前中はそれなりに明るかったのですが、時間の経過とともに薄暗くなってきました。いかにも冬空という感じです。今午後2時過ぎですが、目下の最高気温は、午後1時12分に記録した9.5度のようです。
このままいけば、この記録が今のところ一番低い最高気温となるのかな。11月27日は9.6度が最高でした。
なんかこの頃朝の河川敷は元気がないです。静寂そのものという感じです。昆虫類がいなくなったのは仕方がないとしても、スズメもトンビもカラスも元気に鳴きません。ただおとなしく上空を飛ぶだけです。
カモの姿が、分流だけでなく本流でも見られなかったりします。いったいそういう時はどこに身を寄せているのでしょうか。サギだって結構いるようなのに。そうそうもっといそうなカワウがどこに行っているのか?いないなら、夏もいなくなってほしいのですが・・・・。
ところで、この写真を見てあなたは何だと思いますか?下流から中州に渡って、上流の方で見つけたものです。
右下に見える黒い鳥のようなものです。下流からは大きいようなので、白鳥ならぬ黒鳥かなと思ったのですが、・・・。
自然の造形美は素晴らしいものです。自然にこうなったのでしょうが、とってもうまくできています。素晴らしい! 近寄ると、
大きな木の根っこなのですね。上流から流されてきたのでしょうが、それにしてもうまい具合に気の音は切られ、なおかつうまく川の流れに配置されたものです。
二つの根っこではなく一つの根です。当然見方を変えると、黒鳥には見えません。
持ち帰る力があるのであれば、持ち帰って(妻さんからは文句いっぱいでしょうが)彫刻して見たくなります。
河原にはまた石がいっぱいあるもので、珍しそうな石をついつい拾ってしまうのですが、この頃は抑制しています。かなりたまってしまったのと、いやな顔をされるからです。
先週読み終わりました。真藤順丈さんの「宝島」です。541頁もの長編です。米軍の統治下にあった沖縄を取り上げて、そこで起きる様々な事件事故を背景に中心となる男女3人の活躍を描いています。
コザ暴動という言葉は前から知っていましたが、それも丁寧に描いています。沖縄の人からすれば決して暴動ではなく、蜂起といっていいのかも。米軍関係者の理不尽さもきちんと描いています。沖縄の戦後をうかがい知る小説となっています。
沖縄の戦後を知りたいとおもうみなさん、ぜひとも手に取って読んでほしいとおもいます。とても私の能力では適切に紹介はできません。でも辺野古基地建設につながる沖縄の歴史を振り返るきっかけとなると思います。
(以下の引用した文章は、11月28日のブログの再掲です。これにすべては込められている感じがします。)
「星条旗を中心に世界が回っていると思い上がったアメリカ。人権を重んじるふりをして、地元の人々を庭先の石ころとしか見ていないアメリカ。基地にはいつなにが持ち込まれるかわかったものではないし、軍事機密の名のもとにその情報は開示されず、あげくに管理まで杜撰ときている。このぶんじゃ核もいずれ誤爆でドカーンだ!つくづく思い知らされた。アメリカはたえずどこかで戦争をしていたい国であり、この島をそのための島だとしかとらえていない。」P.413
「アメリカに追従するばかりで、不都合な真実にふたをしてきたのが日本(ヤマトゥ)だ。これじゃあ本土復帰の旗も振れないー ずっとそうだった。飛行機が堕ちようが、娘たちが米兵の慰みものになろうが知らんぷり。毒ガスがもちこまれようが見て見ぬふり。なにもかも本土の政府にとっては対岸の火事さ(トゥナイバタ・ヌ・ワジャウエー)。自国の領土なら大騒ぎすることでもこの島で起きたらやりすごす。肝心なのはわれら沖縄人(ウチナンチュ)の安全や尊厳やあらん。アメリカ―の機嫌を損なわずに自分たちの繁栄を守ることさ。残念ながらこの島はもうずっと日本列島には勘定されておらん。」P.414
是非是非読んでみてください。