縛不動明王の祭典本番はきょうでした。 きょう午後からお神輿渡御が行われる予定だったのですが、午前中からの雨に付き、無念の涙を呑んでお神輿渡御は中止としました。
餅つきは行いました。 4回つきました。 種類を減らして「あんこ」「きなこ」「納豆」の3種類です。
雨の中濡れながら、着替えをしながらいろいろと準備をしたり、設置したものを外したり、これが雨のためなかなかどうして大変でした。 そのままにしておくとカビが生えてしまい大変と予想されるものは、すべてクリーニングに出すことにしました。 晴れていればしなくてもよかったのですが。
ということで何とか前日のイベントと本番(神輿渡御は中止となりましたが)は行われたのですが、問題はこれからです。 今後の祭りのあり方、実施方法に大きな足かせが施されてしまいました。
去年までは不動明王の斜め向かいの道路の一部の占有を許可されていました。 またお神輿渡御についてもそのルートは実施側の申請が認められてきました。 これはもう何十年にもわたって警察から許可されてきました。 1,2年とか2,3年とか言うものではありません。 それこそ2,30年以上も前から実施してきました。
それがなぜか今年は警察の駄目だしばかりだったということなのです。
まず祭り前日のイベントは道路(市道)の一部と民家の駐車場や門の前の空き地を借りて、定番のヤキトリ・ヤキソバのほかフランクフルト・子供用のとすけ(玩具販売)・造作コーナーを行ってきました。テントは4張り、道路や駐車場に設置しました。
道路の占有許可をとったとはいえ、車一台分のスペースは確保してきましたし、どうしても宅配便等の車が入ってくるときには、スタッフ全員で安全を確保し、時にはテントを持ち運んだりして、迷惑が少なくなるように努力してきました。
その前に今度お祭りがあり、道路の占有許可をとったということを付近の住民に知らせて、協力をお願いしてきましたし、駐車場の車にもご協力お願いのチラシを置いたりもしてきました。
幸いにも付近の皆さんには快くご協力賜り、何の問題もなくお祭りイベントを実施してくることができました。 もうすっかり定着してきたわけです。
(縛不動明王)
お神輿渡御についても、町内として回らなければならない地域があり、それを組み込んでルートを決め、大小二つのお神輿を巡行させてきました。 年に一度のお祭りです。 道路沿いの人は外に出て、子どもたちの担ぐお神輿を暖かい目で見て、お賽銭?を出してくれます。 道路を走るマイカーや業務用の車も、ほんの数分ですので暖かく見守ってくれていました。 当然のこととして、交差点等には交通指導隊員を配置もしてきました。
ああ、嗚呼、それなのに、それなのに・・・・今年からの当地区管轄の警察署の担当課長が厳しくチェックして、正確には担当課長の考えにより窓口の担当者は厳しくチェックしなければならなくなったようです。
すべては、何かあったらどうする? それで安心安全か?というものらしい。それですべて、それがすべて。 今までがどうだったかなんて関係ない!!まずは事故を未然に防ぐこち!!事故が起きないように徹底すること!!のようです。
背景には、このところの無謀運転による市民のとくに子どもたちの犠牲が相次いだということがあるようです。 とにかく犠牲者が出ないようにする、そのためには厳しく規制するに限る、規制しなければならないという考えを当該課長は持っているようです。
だけどいままで事故は一件もなかったし、地域に定着してきたし、地域の協力も得られてきているし、何よりも現在の日本に求められていること、それは地域コミュニティの活性化ではないでしょうか!!!!地域コミュニティを活性化するためには何が必要か、地域の人々が積極的に参加し、参加したことに喜び、地域の人全員で分かち合えること、そういう地域、人間関係を築きあげていくことが必要かつ求められていることではないでしょうか。
その地域の人々が一本にまとまるいい行事というか、核となるもの、引きつけるもの、それはズバリお祭りではないでしょうか。 人が集まり喜び語り合う場としてのお祭り、それが縛不動明王祭典であり、その前日に行われるイベントであるのです。
嬉しいことにこの地域には若夫婦が棲むことが多くなり、それに伴い子どもたちが増えているのです。 再度活気が出てきました。 子どもたちを中心としてお祭りを実施し、子どもの両親や祖父母、同じ地域ではなくても友達たちが集まり、にぎわいを形成する。 そしてその輪をさらに大きくしていく。 その契機となるのがほかならぬ お祭り です。
しかるに今回警察権力は地元民の普段の活動や実績を考慮に入れず、ただただ事故がおきるのを恐れ、それが自分たち警察への風当たりが強くなるのを避けようとする、いわば自己保身にためとしか考えられないようなことで地域に介入してくる。 まさしくこれは警察権力の不当介入、不当な行使です。
道路へテントが少しでもはみ出したらいかん、お神輿の道路でのUターンは危ないので禁止、幅何メートル以上とること、狭い道路で車がやってきたらどうするのか、とかなんとか難題を吹っかけて来てイベントやお神輿渡御をさせないようにする警察権力のやり方、まさに横暴、暴挙にほかなりません。 家の地域には警察官舎もあるというのに。
そういうことを窓口に申請に行ったらきつく言われたということで、お祭りまで時間が少なくみんなの知恵を出し合うことなく役員たちであれこれ悩み考えて、イベントの実施場所を何とか無理に確保したり、お神輿のルートも広い道路をはみ出さないように巡行する計画を出して、何とか実施したわけです。お神輿は雨のため中止となりましたが。
しかもこれはうちの町内のお祭りに限ったことではなく、あろうことかあの国宝大崎八幡宮の例大祭のお神輿巡行にもケチをつけ、むりやりルートを変更させました。 さえあに別の町内では警察が厳しく規制するので、結局お祭りができなかったところもあります。
こんなバカなことがあるんでしょうか?! あっていいのでしょうか?!警察は地域のまとまりを、活性化を無くしてしまおうと考えているようです。地域のまとまりを解消して、個人個人を孤立させ、警察が管理監督しやすいような地域にしようと考えているのでしょうか。 警察のやっていることは現代の流れに逆行するものです。 今こそ地域の連帯が、相互扶助が求められているのに、そういうことをなし崩しにしてしまおうというものです。これは断じて許されるものではありません。
この際、警察権力から道路の使用許可権限を剥奪しましょう!!市民のためになりません。 道路は市町村県国が造っています。管轄しています。道路の使用権限を道路管理者に返しましょう、与えましょう!!その方が筋が通っています。 地域のためにならない警察は要りません。 こちらから御免被りましょう。
まったくあきれてものが言えません。
いつまでも継続できるようになる事を祈っています。