鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

公共用水域水質測定結果

2006-12-25 23:08:47 | お知らせ

 21日ですか、環境省は水質汚濁防止法に基づき実施した水質測定結果を公表しました。

  新聞では、総論部分しか掲載されず、詳しいことは分かりません。

 「全国の類型指定水域の3319水域(河川2554、湖沼174、海域591)について、有機汚濁の代表的な水質指標である河川のBOD又は湖沼及び海域のCODの環境基準の達成状況をみると、2769水域(河川3337、湖沼93、海域449)で達成しており、全体の83.4%(前年度85.2%)の達成率となった。水域群別にみると、河川87.2%(同89.8%)、湖沼53.4%(同50.9%)、海域76.0%(同75.5%)となっている。云々」

 

 やっぱり、河川の近くに住んでいる者として、また鮎釣りでいろんな河川のお世話になっている者としては、個別具体的な河川の状況こそ知りたいものです。

 報告書の、P43に「平成17年度健康項目環境基準値超過地点一覧」があります。もっと後には「河川のBODの水域毎データ(都道府県別)」(生活環境項目)もあります。

 

  「健康項目」とは、カドミウム、全シアンといった人の健康の保護に関する項目をいいます。

 環境基準項目は、健康項目のほかに「生活環境項目」があり、こちらは有機汚濁の代表的指標である生物化学的酸素要求量(BOD)又は化学的酸素要求量(COD)、水素イオン濃度(pH)などの生活環境の保全に関する項目をいいます。

 

  『健康項目』の環境基準値超過地点ですが;

 ①では、自然由来(=鉱山や廃鉱が原因ではないということでしょうか)として、宮城県の河川が入っています。迫(はざま)川の中流の五輪原橋では最大値が0.151mg/L、同じく久保橋では0.094mg/Lとなっており、ともに対策としては「継続監視」です。環境基準値は、0.01mg/L以下です。

 

砒素では、自然由来として、宮城県の江合川上流の鳴子ダム流入部で、最大値が0.026mg/L、名取川中流の碁石川合流前で、0.034mg/Lとなっており、江合川は「継続監視」、名取川は「継続監視」ではありますが、「特定施設設置者等への温泉使用量削減の協力を依頼」ともなっています。環境基準値は、0.01mg/Lです。

 名取川の碁石川合流付近は、歴史と伝統を誇る秋保(あきう)温泉があります。数年前から砒素が流れているとはいわれていました。 また、広瀬川と並び鮎つりでも有名です、地元では。もともと広瀬川は名取川水系広瀬川といいます。

 

 ③フッ素では、これも鉛と同じく、迫川の中流域が自然由来として、超過地点として掲載されています。同河川の久保橋の最大値が3.3mg/L、豊後橋が2.3mg/L、五輪橋が2.9mg/Lとなっています。環境基準値は、0.8mg/L以下なので、かなり高い濃度を示しています。対策としては、いづれも「継続監視」です。

 

 ※参考までに、宮崎県の岩戸川(これは天の岩戸の岩戸ですか?)の「砒素」の濃度が基準値よりもかなり高くなっています。旧鹿狩戸橋が0.020mg/L、東岸寺用水取水点が0.073mg/L、岩川用水取水点が0.065mg/Lとなっています。 これは、休廃止鉱山鉱害防止工事事業として、坑内水路整備工事、調査等が対策となっています。

 

 長くなりましたので、以下、明日にします。

 

 写真は、SENDAI光のページェントです。定禅寺通を西の端から東をみたところです。

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1 コメント

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そうです (yodakinbo)
2006-12-26 22:32:37
宮崎県の県北部、高千穂町に神話伝説で名高い「天岩戸」があります。天照大神が閉じこもったというほこらです。
その下の方に川があります。
今からの時期、神家となった民家で徹夜で夜神楽が舞われます。
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