鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

秋田県 成瀬川釣行

2015-08-30 14:41:28 | その他河川

 よく降ります。夜から降っています。一時も止みません。 思い出します。 この歌を。

 北原白秋作詞、弘田龍太郎作曲 1919年(大正7年)

                 雨(あめ)

雨がふります 雨がふる

遊びにゆきたし 傘はなし

紅緒(べにお)の木履(かっこ)も緒(お)が切れた

    雨がふります 雨がふる

    いやでもお家で 遊びましょう

    千代紙(ちよがみ)おりましょう たたみましょう

        雨がふります 雨がふる

        けんけん小雉子(こきじ)が 今啼(な)いた

        小雉子も寒かろ 寂しかろ

              雨がふります 雨がふる

               お人形寝かせど まだ止まぬ

               お線香花火も みな焚(た)いた

                        雨がふります 雨がふる

                        昼もふるふる 夜もふる

                        雨がふります 雨がふる

 いい歌ですよね。でも、もうこの歌の意味を子どもに理解させようとしても、かなり大変な時代になってきました。 小学校の時に習ったのだと思いますが、いまでも忘れません。 小学校の時に習った歌は大体覚えているつもりです。 文部省唱歌や童謡を一杯教えられた気がしますが、時代が変わって今は唱歌や童謡は大きく様変わりしているようです。何かもったいない気がします。

 この「雨」、いくらでも”鮎釣りの言葉”に置き換えられますね。 8月の上旬までは暑すぎるくらい暑すぎましたが、その後は急転涼しい天気が続き、まるで梅雨に入ったかのようです。

  

 広瀬川は増水し、濁りも入っています。 結構な雨降りなのに、まさか釣り師はいないだろうと思ったのが甘かった。 後ろを振り返ったら居たのです、ガラガケの人が。凄い根性というべきか、身の程知らず(そこまで増水はしていませんでしたが)というか、鮎釣りに名残が尽きない、まだまだ諦めがつかないということでしょうか?だとすればnewoneと大して変わりません。

  

  

 きのうの秋田県の成瀬川釣行の本番です。 雄物川水系の河川だと思いますが、雄物川水系のかせでは先に役内川にも行っていますので、これで2本目ということになります。

 約3時間30分近くかけて成瀬川のオトリや日券を販売している高橋製作所に着きました。先行した岩手県の二人の釣り人がいて、一見するとちょっと近寄りがたい感じでしたが、思い切って話しかけたところ意外と気さくで、釣り師特有の自慢話というか大風呂敷を広げるというか、いろいろ聞かされました。

 もう27センチの大きな鮎が掛かる。瀬でも浅瀬でもトロでもどこでも掛かる。すぐ足下でさえ掛かってしまう、というのです。 もう本当に大きいから太い仕掛けでないとすぐに切られてしまうとも。

 かれらはオトリ鮎を買いませんでしたので、その理由を聞くと、気仙川の鮎を持ってきた、ここの鮎はあまりよくないからというのです。 こちらとしてはそんなことを言われても”困っちゃう”だけでそうしようもなことです。

 肝心の釣れそうな場所、入りやすい場所を聴きたいのですが、肝心のご主人様(社長か)が散髪中で不在でした。 釣り友の弟君に電話を掛けながら少しでもいいところを目指して走り回りました。

 本当は少し手前の皆瀬川にしたかった(弟君が25センチ級を数本も掛けていますので)のですが、如何せん皆瀬川はもうつい最近投網の解禁ということで、かなりの大きい鮎は採られてしまっただろうと推察した結果、まだ投網が解禁していない成瀬川にしたわけです。(これから見ても広瀬名取川の8月1日の投網解禁は早すぎます!)

 最初は成瀬川の上流域を目指しました。 newoneが入ったのは以下の三カ所です。 ①と②、③と④、⑤と⑥はセットです。 教師用(馬鹿ですねえ、きょう使用の)の竿は本当に久しぶりの登場です(拍手)。 シマノの『スペシャル 豪腕 尺鮎 90-95 ZV』です。

 

 今どきの竿と比べると300グラムと重いですが、重心との関係でしょうか、持ち重り感はそう重くは感じません。 水中糸は27センチの大鮎に敬意を表して、0.4号としました。

           ①  

 最初はこういう瀬の右岸側を中心に攻めました。

 ② 

         ③  

 次にこういう瀬尻から開きの水深のあるゆるい流れを泳がせました。

 ④ 

     ⑤ 

 最後はまた小刻みな小さい流れの瀬を泳がせたのですが、如何せんお呼びじゃないのです、全く。 本当に追いが全くなかったのです。 今にも大鮎が掛かって大暴れするような気がしたのですが、それも最初の方だけ、後半はもうここにはいないのではないか?と半信半疑の状態で竿を出し続けました。

 ⑥ 

 そして最後にはあろうことか、十分に注意していたはずなのに、天上糸が胡桃の枝に引っかかって、結局仕掛けはぱあ~になりました。  時間にして午前10時から11時30分過ぎかな。

 その後今度は下流域に入ろうと探し回り、駐車スペースがありかつバーベキューも可能な場所を見つけて焼き肉を食べて気分一新しようとしたわけです。焼き肉のタレが焼き肉を引立て、かつノンアルコールビールの美味さを際立立てました。

        

 午後はバーベキューしたすぐそばの流れに入ることにしました。 先行者が3名もいました。 ということはまともとここはそれなりに鮎釣りにはいいポイントだということでしょう。少しの期待と不安を抱きながら河原に降りていきました。

 仲間3人は上流域に向かいましたが、newoneは下流に二人入っているその間に入ってやれとそこを目指しました。 といっても十分な空間距離がありましたが。 ごごは2時からスタートです。

       ⑦ 

 この部分としてはここが一番掛かりそうだというところに入り、ここから下って行くことにしました。 しかし、と書けばもうそれ以下は言うまでもない、書くまでもないことだ、ということはもう賢明な読者ならお分かりでしょう。

 そうなのです、少しの期待に反して””まったく掛からない””のです。鮎は居るのです。川底で時折キラッキラッとヒラを打つのが見えるのです。 悔しいです。 このオトリが野鮎に替ってくれれば絶対に掛かりはじめるだろうに、養殖オトリがどうしてもご主人様の願いを聞き届けてくれません。野鮎を釣れてきて(連れてきて)くれないのです。

 しかもですよ、開始早々右岸側の瀬の高い草に天上糸をまたしても引っかけてしまったのです。今回は無事回収できましたが。ついていません。

 ⑧ 

 そのうちnewoneの上流に地元の人らしいご老人の釣り人が入ってきました。ほとんど場所を動かずに竿を出しています。 かれが休憩しているときに話しをすることができました。

         

 鮎釣り歴1年とかで、関東地方から移ってきたばかりのようでした。後期高齢者のようにお見受けしました。 かれは一昨日かな⑧のところで27センチの大きなアユを2匹も掛けたそうです。 これも過去形です。

 最後にまだ元気な養殖オトリを2匹もらってもらいました。

 ということで結局4人が竿を出したのに、掛けたのは午前中に1匹掛けた釣り友が午後も2匹を掛けて合計3匹の釣果で、残りの3人はものの見事に釣果ゼロでした。 いやはや、これは一体どういうことなのでしょうか??他の釣り人もほとんど掛かってはいないようでした。

 「スペシャル豪腕 尺鮎」 に申し訳ない、申し開きができません。”ブラックバージョン”でなくてよかったと思いました。

            

 午後5時前かな帰途につきましたが、途中で出会ったのがこれでした。

    ババヘラです。

 2食のアイスを売っていました。 200円(税込)  ジジヘラでもママヘラでもでもない、秋田名物「ババヘラ」です。

 (きのうも使用)

 午後5時頃になると、道路で販売しているババヘラのババ(従業員)をワンボックスカーが迎えにくるようです。 2,3年前釣り友と阿仁川釣行したときに食べようとして食べられなかった「ババヘラ」、今回は偶然食べることができました。

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