鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

米代川釣行記・その6

2007-08-31 23:23:47 | その他河川

 今回の秋田県米代川への1泊2日の釣行記も今日で最終章です(その予定です)。

 今までは全て楽しい、いい思い出となることばかりでしたが、今回は不平不満、苦情を述べさせていただきます。

 

 米代川は全長が136キロで、東北地方では5番目の長さを誇ります。長さは、北上川249キロ、阿武隈川239キロ、最上川229キロ、馬渕川142キロに次ぎます。

 136キロの河川に何と漁業協同組合は8つもあります。①鹿角市河川漁協、②比内町漁協、③大館市漁協、④田代町漁協、⑤鷹巣町漁協、⑥阿仁川漁協、⑦粕毛漁協、⑧能代市常盤川漁協です。

 

 1漁協あたりの河川の長さは単純計算で17キロとなります。計算してみてビックリしました。こんなに短いのか、計算間違いではないかと。でもきれいに割り切れます。

 1漁協の河川の占有長さは(単純計算で)たったの17キロなのです。信じられない長さ、短さです。改めて呆れてしまいます。

 だから米代川に入るときは、どの地区に入るかを決め、次にその地区の漁協はどこかを調べなければなりません。面倒なのです。おまけに川や川にはいる場所に管轄の漁協名の立て看板があるわけではありません。つまり漁協同士の境界線が分かりません。今時こんな不親切な河川がありますか。おまけに釣りマップがどこにでも置いてあるわけではありません。

 下手すれば、釣りのときよく歩き回る人なら、二つの漁協を跨っていることも十分考えられます。

 

 このことでは我々青葉カワセミ会としても不愉快な思いを経験しています。最初は田代町漁協管内で釣っていたのですが、少し下ってみようということで、下流に移動して(車で)入川したら、先に竿を出していた地元の人が漁協に知らせたのでしょうか、組合員がやってきて河川敷から我々に向かって何やら騒ぐのです。入漁証を買え!といっているようでした。

 どこに漁協管内が変わるということが表示されているのか、余りに不親切ではないか、それで金を取るのかというようなことを言って食い下がりましたが、結局は入漁証を買いました。

 

 このことに関しては、インターネットをみるといたるところで不評を買っているようですが当たり前です。そういうこともあって、上流域の3漁協(上記でいうと①②③の漁協)が共通の入漁証を発行したことがありましたが、それも止めてしまったとか。

 水利権や漁業権については昔からの権利なのでしょうが、それにしてもあまりにひどすぎるではないでしょうか。せめて2~3くらいの漁協で十分です。阿仁川はそのままで、米代川は二つの漁協でいいのではないですか。

 ちなみに仙台では広瀬川と名取川で一つの漁協です。

 

 米代川釣行記・その2では釣りのことしか書きませんでしたが、実はあるトラブルがあったのです。

 

 大巻地区での釣りでは、写真にもあったとおり鳥居のあるところに駐車しました。ところがここは私有地なのです。でも青森ナンバーの車が数台止まっていたし、川の近くにまで車で行けるようになっていますので、また13年前もここに駐車しましたし、何も問題はないと思って駐車したわけです。

 そしたらここで製材所を経営しているオヤジさんがやってきて、改めてここは私有地だから本当は止められないが、止めることは黙認しているようなことを言い、最後に、ここに車を止める釣り人は、自分のところからオトリや入漁証を買っているのだとのたもうたのです。

 そこまで言われれば、あとは低姿勢で、おべんちゃらを言うのみです。昼食を摂ってから川に入ったことは(その2)のとおりです。

 

 私としては予想外に釣れて20匹となったところで納竿しようと思い、午後5時過ぎに竿を畳みました。周りの人達は我々よりも少し早く上がり始めていました。

 私ともう一人が上がってきたときに、例のオヤジさんが待っていて、文句を言い始めました。「5時までに上がってくれないと困る」「いつまで川に入っているんだ、5時までなんだ」というようなことを言うわけです。

 

 これは我々にとっては初耳でした、それなら昼のときにちゃんと行ってくれればよかったのにと思いました。夏の5時はまだまだ明るいのです。遠征釣り師にとっては少しでも多く川に入っていたいものです。

 口で言わないのなら、「ここは私有地」とかの看板を立てているのだから、あわせて”駐車した場合は5時には上がること”ということも表示しておけばいいのにと思わずにはいられません。

 仲間の一人が行方不明?になったため、なおのことオヤジさんに気を使い、不愉快な気持ちになったわけです。

 

 まあこんなトラブルはよくあることで、トラブルには属しないといえなくもない(でも、そのことはいいことではないですよね)のですが、二つともに共通することは『きちんと表示してくれない』ということです。分かりやすく、明確に、至る所に?注意書きを表示してくれれば、つまらないトラブルは減少し、いい思い出だけが残り、また是が非でも来ようというリピーターが一杯生まれるのに・・・。

 

 写真は、田代町漁協と比内町漁協の日釣り券です。比内町漁協の日釣り券はいとも簡単にコピーできそうな、ちゃちなものです。これにはびっくりしましたが。でも、素朴さがあっていいのかも。

 

 長い釣行記となりました。随分と引っ張ってきましたが、付き合って読んでくれた皆様ありがとうございます。心からお礼申し上げます。

 

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1 コメント

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おかしい (yodakinbo)
2007-09-01 22:35:20
一つの川で漁協が幾つもあって券が違っても、同じ水系なら共通でいけるのが当然ではないかと思いますが。
ご指摘の件はごもっともです。

こちらは同じ水系なら違う漁協の年券でもフリーパスですよ。極端な話、A支流漁協の年券で100km離れたB支流漁協管内でも問題なく釣れます。

球磨川ではレギュラーサイズが25cmなので最初からハナカン8mm、ハナカンハリス2.5号で28~30cmを使ってます。27~29cmでもオトリサイズです。
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