鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

米代川釣行記・その5

2007-08-30 23:27:46 | その他河川

 昨日と同じ写真を使わせていただきます。昨日はまだ何も説明していませんでしたので。

 

 昨日の続きです。10時10分頃待望の大アユが1匹かかりました。その大アユをオトリに使うことは考えられませんでした。そのようなハナカン周りの仕掛けは持っていません。

 そこで2匹のオトリを交互に使うより他はなかったのです。それが効率的だし。

 

 2匹目は10時20分頃ですか。1回目から少し下の瀬でかかりました。1回目と全く同じで、右岸側に寄せようといくら頑張っても少ししか寄ってきません。今回も釣り下りながら、少しでもいい態勢で引き抜くことを考えました。

 

 瀬での大アユの割にはそんなに釣り下ることはありませんでした。せいぜい5,6メートルくらいですか、その範囲で2匹目が掛ったわけですが、引き抜けたのは鮎が近寄ってこなかったからこそではないかと思います。

 これがあまりに近くに寄ってくるといくら竿を天に上げても抜けないでしょう。竿1本分以上離れているからこそ、抜けて飛んでくることが出来たのでしょう。キャッチは、タモの下のほうは水中に入っています。そうやって辛うじてキャッチできたわけです。

 全く同じクラスの鮎です。こうして1時間ちょっとの間に4匹掛って4匹とも引き抜きました。この間動いたのは全部で20メートルくらいでしょうか。

 

 再度瀬の上のほうに移動して釣り下ろうとしていたとき、右岸上流から鮎釣り師が二人やってきました。私は彼らを見たとき、てっきり仲間だと思い、左手で”4”をつくって、見せていました。それが結果的に彼らとの心理的な距離を縮めたのかもしれません。彼らから気安く話しかけてきました。

 

 それから半ば雑談しながら竿を出していたのですが、何とその間も当りがあったのです。「あっ来た!」といって、竿をため立てます。と同時に釣り下ります。彼は「下れ!」と叫びましたが、私は釣り下りながらも竿を絞り、左手にタモをもちました。そしたら、彼は「抜くのか?」とビックリした様子。

 もう既に4本抜いているし、今回も、別にカッコいいところを見せようというのではなく、引き抜くつもりでした。何とか水面すれすれで受けることが出来ました。これで5匹目です。

 

 タモに入った二匹の鮎を彼らに見せました。なんと大きさの違うことか。全体としてオトリの4倍以上は大きいのではないかと思います。

 そしたら彼曰く「前にこういう大きな鮎にハナカンを通して流れに入れたことがある。」と。やってみたかったとのこと。掛ったけど、それっきりだったとのことです。当たり前でしょう。

 

 他にもここで鮎釣りをするなら、元気のいいオトリ鮎を10匹は必要だとも。確かにそうです。20センチ前後の元気なオトリ鮎が一杯いれば、もっと掛ったでしょう。

 事実、その後弱ったオトリで泳がせていた?ときに、ガリガリという針がこすれる感触があり、あっまた来たかと喜んだのですが、今回はハリ掛りはしませんでした。

 

 私としても、この巨大な鮎をオトリにして釣ってみたいと考えなかったわけではないのです。でも、ハナカン仕掛けの全長は26~27センチしかないこと、これをオトリにして、掛ったら絶対に抜けないことを考えて実験というか試行はして見ませんでしたが、もしもまた来年米代川に来ることが出来て、巨鮎が掛ったら、その時こそ更に太い仕掛けを用意して試してみようかなと思います。

 

 何でも、球磨川では尺鮎で尺鮎を掛けるらしいですから、それに倣ってみようかなと・・・、捕らぬたぬきの皮算用ではないですが、来年以降の楽しみが出来ました。

 米代川に限らず、今年できるのなら、最上川で納竿前にやってみたいと思います。最上川で獲れた一番大きい鮎をオトリにしてやってみたい!!

 先の短い人生、人生何でも挑戦、同じ後悔するならやらなくてするより、やってしようと思います。

 

 でも、凄いだろうなと、丸々と肥え太った巨鮎をオトリにして、同じくらいの巨鮎が掛ったら、一体どんな引きになることやら。想像するだけでワクワクしてきます。その時は何十メートルでも下って引き寄せて取り込むつもりですが。

 

 写真はいづれも上記の瀬で掛けた大アユです。27センチ前後の大きさです。これだけではどれだけ大きいかはわかりませんが、使用したオトリと比べると本当にその違いに驚きます。まるで”ニシンみたいな鮎”です。

 

 26日の夜、大アユを1匹食べましたが、拙くはなかったです。焼くときに、はらわたを取ってぶつ切りにして焼きました。ぶつ切りにすると、とても鮎には見えません。

 

 今思ってもよく引き抜けたものだと改めて感心します、よくやったと自分を褒めたくなります。それにしても、ダイワの「硬派”剛”95」は丈夫な竿だとつくづく思います。”剛”に改めて感謝です。「引き抜き荒瀬」ではなく、「早瀬」と軟らかい竿だから、糸との相性もよく、結果としてよかったのかなとも思います。

 (その6)に続きます。

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