(午後の撮影 雲が全くありません)
きのうきょうと大崎八幡宮の例大祭でした。お神輿渡御はきょうでした。でもその時間帯は広瀬川に入っていました。
きのう入ろうかなとも思ったのですが、天気がパッとしないし、きょうなら暑くもなるとかだったので、きょうこそ広瀬川に入ろう、今年最後のつもりで竿を出そうと思いました。けじめにしよう、という悲壮感も漂う?かのような思いでオトリ鮎を購入に行きました。
井筒屋には今日の朝の時点で10余匹のオトリ鮎が大きな水槽の中を泳いでいました。だから、あした広瀬川に入ろうと思えばオトリ鮎はなんとかOKとなると思います。
竿を出したのは9時から11時半頃まで。途中の移動も含みます。 馬鹿の一つ覚えの典型と言っていいのでしょうか、最初に竿を出したのは”倒木”の上流から正面です。 9時から9時半頃までやってみましたが、まったく反応なし。上流域を見てもガラガケの人も友釣りも釣り人の姿は全くなし。見えたのは白と青のサギだけ。
三連休の真ん中というのに、しかも最高のコンディションの日というのに釣り人はだあれもいません。何ともさみしい、あまりに悲しい、空しい広瀬川の現実ではないですか。もうすっかり広瀬川は釣り人から見放されているということでしょう。
でもそういう気持ちは分かります。何と言っても肝心の鮎が居ない、居ても少ない、少ない鮎もなかなか追わないという状況では仕方のないことです。だから私自身今日やっても掛らないだろうと覚悟していました。
釣れなければ釣れなくても構わない、今年の鮎釣りのけじめをつけるための最後の広瀬川釣行と思っていました。だから9時にオトリ鮎を送り出しても掛らないだろうなとは思っていました。そして現実はその通りでした。”倒木”付近は30分で切り上げました。
上流を目指して水中を、川底の石の状況を見ながら上流へ向かいました。広瀬川は9月に入って初めての竿出しということになります。川底の石はほとんどが垢ぐされでした。8月の下旬は新しい大きいなハミ跡が結構見られたとおもうのですが、ハッとさせられるようなハミ跡は全くありませんでした。
これでは掛かるはずもない。もう鮎は下ってしまったのかも。鮎は居ない!残念ながら。そう思いながら上流を目指しました。上流と言っても牛越橋のすぐ下というわけではなく、2,3百メートル下流の瀬が目的です。
ここで9時45分から竿を出し、少しずつ釣り下ります。まったく当たりはありません。釣れる気配は全くなく、釣れるわけがないという気持ちだけが強くなっていきます。それなのに竿を出し続けるこの男は一体何なのだ!と自虐的になりながら釣り下りました。
10時35分頃ですか、急瀬の右岸側のへチ付近を泳がせていたら強くない当たりがありました。居た!掛かった!居るじゃないか!歓喜雀躍? 慎重に左岸に寄せて引き抜きました。22センチクラスの雌でした。鮎を握ってみてすぐ分かりました、これは抱卵しているなと。
早速オトリを交換して、少し上からまた右岸側を狙います。 そしたら10時45分頃です、小さい当たりが伝わってきました。 口掛かりの養殖オトリサイズの鮎でした。まだこういうのも居るのか?
現金なもので、鮎が掛かりはじめれば気分も明るくなりますし、そうすると不思議と鮎も掛ったりするのです。 3匹目は11時5分頃です。 これはなかなか上がって来なかった。抜こう抜こうとしても近寄ってくるだけで水面を切ってくれません。
この鮎はでかかったんです。しかも尻尾の方に掛っていました。これもメスで、握ると抱卵しているのが分かります。嬉しさも最高です。だあれもいない広瀬川、牛越下の瀬でひとり鮎釣りを楽しんでいる。
この大きな鮎はそのまま曳舟行き、前に使った大き目のオトリの再登場です。約5分後にまたしても掛りました。
これで4匹目。でもこの後は続かなかったです。それどころか右岸側での根掛かりが2回もありました。2回とも覚悟?して曳舟とタモを左岸に置いて少しでも浅いところから根掛かり外しに向かい始めたところで、嬉しいことに水中糸に対する流れの抵抗が変化したためか2回とも外れたのです。こういうこともあるのですねえ。
そういうこともあって、これにて納竿、これにて今夏の鮎釣りはお仕舞いということにしたわけです。いい思い出で終わりたい。終わった方がいいですからね。何しろ出だし(解禁日)は最悪でしたから。せめて終わりは最高のもので終わりたい。今の時期4匹も掛ればOKOKOKOKでしょう、広瀬川で。有終の美を飾れました。
最後は記念撮影。オトリ2匹込です。
養殖オトリ2匹と小さい鮎は放流しました。無事産卵できるか分かりませんが・・・。
帰宅してからの撮影です。
24.5センチが最高でした。
今は亡き、鮎が大好きだった義父の家に持って行きました。嬉しいことに孫が鮎が大好きなのです。
大カマキリ
川の中の大石に止まっていましたので、草むらへ逃がしました。よく飛んできたものです。