今年の最後の日らしい明るい陽射しが一杯の午後となっています。大晦日のきょう31日、みなさまはどうお過ごしでしょうか。 何かまた地震が多くなってきましたね。いやな感じです。
(午前10時25分過ぎ)
きのうから何というか第九尽くしといってもいいような感じで大晦日を過ごしています。 昨夜のBSフジテレビの 「Living with BEETHOVEN (ベートーベンと生きる)」 良かったですね。2015年10月の演奏でした。
指揮はサー・サイモン・ラトル、演奏ベルリンフィルハーモニー管弦楽団によるベートーベン交響曲第9番です。演奏だけでなく、演奏に至るまでの過程まで見せてくれたのが何と言ってもよかったことです。 そして実際の演奏、演奏会場もすばらしい!!こういう会場で歌ってみたいものです。
(4人のソリスト・左からソプラノ・メゾソプラノ・テノール・バス)
仙台でも2000人規模のコンサート会場を造る計画はありますがなかなかうまく進みません。支援する市民の会もあるのですが、仙台市や市議会の動きは鈍いです、とっても鈍いです。今ある旧県民会館は1500人が入るとはいっても席はきついし、足下も狭いし、いいところはありません。場所が繁華街という点はいいところですが。イズミティ21や東北大学の萩ホール、東北電力ホール、市民会館とかありますが、もうすべてが旧式となっています。政令指定都市であり、学都仙台、楽都仙台というのであれば、せめて2000人規模のゆったりとした極上の音楽を楽しめるホールが欲しいです。
合唱は、ベルリン放送合唱団で、男女同数というのがすばらしいですね。ただ4つのパートを合わせても100人に満たないのではないでしょうか。
全体にゆっくりというか普通かなと思いながら聴いていたのですが、驚いたのは最後の855小節からのもともとが早いテンポの部分ですが、915小節からの一番盛り上がるところ Tochter aus Elysium,Freude,schöner Göterfunken! Göterfunken! の部分がはやいなあ~と感じいった次第です。もっと余韻を残すように演奏したらもっといいのに・・・なんて思ったりして。
そして今朝方のNHKFM放送です。ゆっくりした起床でしたが、「フルトヴェングラーの世界(2)ベートーベンを聴く」を7時過ぎから聴くことができました。 7時20分頃でしょうか、何となんとナントベートーベンの交響曲第9番の演奏が流れてきました。
音源はモノラルで、1942年3月の録音だそうです。だから雑音も入ります。 指揮はフルトヴェングラーで、演奏はベルリン・フィルハーモニーです。 演奏は第4楽章からのものでしたが、驚いたのはその速さです。 もう出だしからなんじゃこれは?!と思ってしまいました。
このまま行ったら851小節からの演奏は一体どうなっていくのかと気になりながら聴いていましたが、案の定早い!速い!!よくもまあ演奏できるものだと呆れるくらいに思ってしまいました。指揮者は腕を振るだけだからいいとして?演奏者は大変です。合唱の方も何とかは成りそうです。
そしてティンパニーの音がとても高く大きく聞こえました。 全体にものすごく速いのですが、それでも915小節からの盛り上がりの部分は早くても盛り上がっていました。でも何度も書きますが、演奏者は大変だろうなあとつくづく感じた次第です。
ありがたいことに、1951年7月29日録音の第4楽章の途中からの演奏も聴くことができました。指揮者は同じですが、演奏はバイロイト祝祭管弦楽団です。この音源は門外不出とされていたもののようです。貴重な音源ですね。 フルトヴェングラーはこの3年後に亡くなっています。
今日の午前中はもうひとついいことがありました。NHKEテレ103CHです。映画ですね、こちらは。 「天使のラブソング2」 「1」の方は確かに見ているのですが、「2」はあやふやでした。でも我妻は見たと言います。 どちらでもいいやと思い、一応録画することにしました。
そしたらやはり見ていました。きょうで2回目となりますが、いいものはいいのです。何と言ってもハリのある声、歌声がいいですね。ついつい引き込まれてしまいます。
しかもですよ、カリフォルニア州のコンテストで歌ったのが「歓喜のうた」(ベートーベン第9交響曲・第4楽章・543小節~)ではないですか!?主人公の高校生が歌ったばかりではなく、ほかの高校生も「歓喜のうた」を歌っていました。
いやあ、こういうこともあるのですね。NHKもやるものです。 そして、夜はN響の第九がありますし。
来年は酉年です。いろんなことで羽ばたけるような年であればいいのですが・・・・。
今年一年この拙いブログとお付き合いくださいまして誠にありがとうございます。お陰さまで愚痴を言いながらも何とか一年間やってくることができました。 この頃は何か本当に「日記」のようになってきました。
来年はどうなるのか?何とも言えませんが、まあなるようになるさという気持ちで日々の移ろいゆくことを徒然に、広瀬川や鮎釣りを中心に添えて書いて行きたいと思っています。
来年もよろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました。 よいお年をお迎えください。