鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

近頃思うこと

2013-01-29 21:13:41 | 思いつくまま

 きのうは通院後いまいち思わしくなかったのですが、きょうはなんかいい感じです。起きていられます。 でもこたつに入っていると、そのまま固まってしまって、立ち上がるのも歩くときもすっかりむかしむかしのお祖父さんスタイルとなってしまいます。

 もっと動き回ればいいのでしょうか。 あまりに大事にしすぎているのでしょうか。 このブログの読者の皆さんはどう思われますか? あまりに情けない初老男の嘆きでしょうか? 自分に甘いのでしょうか?そうかもしれません。

 「『自らの力で成長していこう』という気概を失ってしまっては、個人も、国家も、明るい将来を切り開くことはできません。・・・・。『強い日本』を創るのは、他の誰でもありません。私たち自身です。」・・・安倍首相の所信表明演説の 五 おわりに から引用。

 とても「強い日本」を創る一員にはなれそうもありません。

 救いは現職を去っているということです。 現役時代のことであれば、何が何でも早く良くする、苦痛があっても我慢して出勤して苦痛を忘れる、心頭滅却すれば何とかなる、そういう覚悟が足りない、引退という現状に甘えている、・・・・堂々巡り、変なことを書いてしまいました。

 確実にいい方向に進んでいるとは言えますので、喜んでいます。

 

 ここからが本題です;

( 本当は「思うこと」ではなく「考えること」と言えればいいのですが、そこまで深く突き詰めて「考えている」わけではないので、「思うこと」としました。 )

 きのうの安倍首相の所信表明演説の全文が今朝の新聞に掲載されていました。みなさんは読みましたか?新聞の一面の四分の三くらいのスペースなので、その気になれば一気に読めます。 フムフムと頷きながら?読んでみました。スラスラ読めます。 フリーになっているということも影響しています。

 首相になったのは「深き憂国の念」があるからであり、それは 日本経済の危機、 東日本大震災からの復興の危機、 外交・安全保障の危機、 教育の危機 であるといいます。 それから各論として、経済再生、震災復興、外交・安全保障、おわりに と続きます。

 それに対して、野党の受け止め方はいろいろです。 「空にして疎」 「原因を作った張本人は自民党。その反省がない」 「憲法改正と防衛力強化を何で言わないのか」 「公務員制度改革に触れていない」 「原発の『げ』の字もない。空疎な精神論」 「強者の論理。原発や消費税は無視」 「言葉をどう現実の政治で実現するかはなかった」

 その通りだと思います。 だけどそれ以上にこんな所信表明でいいのか、何か肝心なことが抜けてはいないか、一番重要なことを忘れていませんか、と言いたいことがあります。

 それは、選挙制度の改革というか”一票の格差の是正”です。 ここ数年の国政選挙は最高裁判所によって 違憲状態と判断されています。 国会は一票の格差の是正を何としても自らの力で成し遂げなければならないはずです。 もう起源は切れている状態なのです。一二月の総選挙も違憲状態での選挙で、骨のある裁判官が揃っていれば提訴に基づいて「選挙は違憲で無効」ということもあり得るのです。

 もっとも今までの最高裁判所の判例をみれば、違憲ではあっても無効にするとは、そこまではいわないでしょうが。 最高裁の長官を内閣が任命するという制度では無理かなと思ってしまいます。 憲法改正を主張するのであれば、本当の意味での三権分立となるように改正して欲しいものですが。

 長州の安倍が何を言おうと、何をしようとしてもそれ自体というかその存在基盤がなくなってしまう、失われるということになるのです。 今の自民党の衆議院での圧倒的多数の状態が無効になってしまうことだって理論上はありうるわけです。

 そっちの方の改革編決意は所信表明演説のなかで一言も話されなかった。 これでいいのでしょうか? 甚だいい加減な、砂上の楼閣のような演説であると私は言っておきましょう。 みなさんはどう思われますか?

  


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