鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

幻覚か?チャラ瀬の群鮎!

2011-08-30 20:50:53 | 広瀬川

 きのうきょうと好天が続いています。 最早最高気温が30度を超えることはない感じです。

 きょうも広瀬川に招かれるまま、吸い寄せられて入って来ました。

 おとといオトリアユを3匹活けてあるし、生死が心配でもありました。 3匹のうち2匹は元気で、1匹は無残な姿になっていました。 なんでここまでひどくなるのか??腹が破れ内臓が飛び出て、身体は白く硬直していました。 おとといは3匹とも元気だったのに。 はやり人間界と同じく、3匹という組み合わせがよくなかったのかも。 1匹が他の2匹の嫌がらせ、虐待を受けたのでしょうか。

 竿を出した時間は、9:55から12:40の2時間45分。 水温は24度。高いです。 タックルは前回と全く同じです。 釣果は?

 決まったコースのうち、岩盤のへチの澱みに少しオトリを入れ、掛かりそうになかったので、岩盤の溝は敬遠し、早々に下流の長い瀬へ。瀬尻近くからトロ場を泳がせました。 とくに橋直下のトロは群鮎がジャンプしていたし、鮎が少ないとはいえ、溜まっているのでいろいろ泳がせましたが、オトリが入っている上の方で群鮎がこれ見よがしにジャンプしたり、まあ何とも憎たらしいアユタチデス。

 1時間近く経過したので、ここは意を決して思い切って下ってみよう!!市民会館の前の瀬まで行ってみようか? そこで玉砕しても仕方ないと思いました。

 工事現場の前は広く長いチャラチャラになっています。深さは10センチあるかないかというくらい浅いところ。右岸寄りを歩いていましたので、中央のチャラ瀬を見たところ、ウン?ナンダ?サカナガヒラヲウッテイルノデハナイカ? と思わざるを得ない状況のチャラ瀬でした。

   

 そうか、こういう浅いチャラ瀬に鮎は集まって産卵行動に入っているのかも??下流域でないのはおかしいけれど、ありえないことはない!!静かにして見ていましたが、確かに鮎がヒラを打っているとしか思われません。 

   

 そこで元気な方のオトリにハナカンをセットして泳がせました。でも、思ったようには泳いでくれません。 やむなく無理やり引きずって持っていきましたが、その時にはアユの姿形はどこにも見えませんでした。 こんなにもきれいに居なくなってしまうものなのか??これでは掛かるわけがありません。

 でも、近くの苔の生えていた少し大きい石を見ると、何ととてもデカイハミ跡がありました。しかも新鮮です。 今時こんな新鮮、鮮明なハミ跡はどこにも見られません。 確かに大鮎はいるのです、この付近に。元気な養殖オトリがいれば面白かったのに。・・・。

 諦めて更に下ります。すると向こう側(左岸の工事用道路)にいた工事の監視員というか誘導員が、ハンドマイクを使って「立入禁止だから、陸に上がってくれ」としつこく言います。 こっちはハイハイ、ワカリマシタ というふうに頷きながら川を見つつ下り続けましたが、限界を感じやむを得ず陸に上がりました。

 そしてまた元のところに戻りました。とんだ無駄足を食いましたが、幻覚かもしれないけどヒラを打っているアユを見かけたし、その下の水量のある瀬の石はかなり黒く、アユが居るのではないかと思わざるを得ませんでした。 悔しいです。

 また前に戻って、瀬の上流部の方からオトリを泳がせます。 すると11:25 瀬の中央でいい当りが伝わってきました。 いたあっ!やはり陽射しが強いので瀬に差してきたのかと喜びました。 これできょうもオデコがなくなる! 流芯から右岸寄りに逃げて暴れます。 左岸に寄せると面倒なことになる、いっそのことこのまま抜いてしまえ!と覚悟を決めて抜きました。 無事キャッチ。

 しかし、ガックリ ガッカリ。お分かりでしょう、そうです””ハヤ””だったのです。 立派なハヤでした。

    

 私を可哀そうに思い、掛かってくれたのかも。 背掛りです。 そう思うといじらしいハヤではないですか。 そっとリリースしてやりました。

 気を取り直して、瀬の下流の方を泳がせます。 すると、11:50過ぎまたしてもいい当りが。こんどこそアユだろうと思って抜いたところ、22センチくらいのおとり頃のあゆでした。 尻尾に掛かっていました。

    

 このアユを使ってさらに泳がせますが、掛かりません。 それで、もうきょうは無理、ダメと諦めてハリを外し、糸巻きに巻こうとした時、澱橋のすぐ下流に見たのです、投網をしている人を。 それも二人です。 ああ、これではもう完全にだめだと思いました。

 そこで2匹のアユを逃がしました。釣ったばかりの1匹をキープしました。そして水中糸を巻き始めた時、すぐそばの瀬の流芯の左岸寄りで”パシャ”というアユの跳ねる音が聞こえました。

 何?ここまで来ているのか!?これは何だ?!オレを釣ってみろということか、自分に対する挑戦か!?それとも、さっき逃がした2匹のアユの内の1匹がお情けで、または感謝の気持ちで、ジャンプしてくれたのか、いろいろ勝手に解釈しましたが、改めてもう一度竿を出すことにしたのでした、。馬鹿ですねえ。 自分でもそう思います。 諦めが悪いのです。 往生際が悪いのです。

 当然?掛かるはずもなく、すぐに納棺、納竿しました。

 というわけで、釣果は 1匹 でした。


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