昨日は、広瀬川、小国川、最上川、北上川の釣行回数・釣果・実釣時間及びそれらの分析をお知らせしました。
今日は、広瀬川について、7月から9月までの3ヶ月間の内訳を取り上げます。 何といっても今年の夏は、夏のアユ釣りは「広瀬川」に始まり「広瀬川」に終わったと言っても過言ではありません。 近いということ、それにもかかわらずいい型の鮎がそこそこ釣れたということ、それに尽きます。 解禁当初から素晴らしい型のアユが釣れたということは、後々までも言い伝えていくことが必要かと、その価値があると思います。
【7月】 回数:7回・・釣果数:57匹・・実釣時間:1,500分
・1回当り釣果・・・8.1匹
・1回当り釣行時間・・・214分
・1匹釣るのに要した時間・・・26分
【8月】 回数:7回・・釣果数:53匹・・実釣時間:1,495分
・1回当り釣果・・・7.6匹
・1回当り釣行時間・・・214分
・1匹釣るのに要した時間・・・28分
7月と8月は奇しくも全てがほとんど同じでした。これは全くの想定外のことで、ほんの偶然です。
【9月】 回数:4回・・釣果数:6匹・・実釣時間:500分
・1回当り釣果・・・1.5匹
・1回当り釣行時間・・・125分
・1匹釣るのに要した時間・・・83分
9月の釣果は見るも無惨なものでした。 もともと広瀬川の釣果は7月、8月の2ヶ月というきわめて短い期間でしたが、それは今年も健在でした。
組合としてはというか、アユの放流担当の組合の理事は何とかアユ釣りの期間を延ばそうとそれなりに努力し、複数箇所のアユの稚魚を購入して、放流もずらしながら行ってはいるのですが、まだその努力は実を結んではいません。 でも少しではあってもいい方向に向かっているとはいえると思います。今後とも微力ながら協力してやっていきたいと思っています。
それともう一つ、解禁日を繰り上げることはできないものか、7月1日の解禁で今年みたいな大きさのアユが釣れるのであれば、2週間から15日(ほとんど変わらないか)は繰り上げても十分釣りは楽しめるのではないかと思うのですが。みなさんはどう思いますか?
あともう一つ、やはり堰というか堰堤の改修ですか。本当に魚にとって遡上しやすい傾斜等を持った堰堤を作る必要があります。
そうすれば天然アユの遡上はかなりの数に上ると思われます。組合で汲み上げたりしなくてもいいような堰堤をつくれば、アユもサケも一杯遡上するのではないでしょうか。 放流費用が少なくて済みますし、その分の費用で釣期を長期にすることができるのではないでしょうか。
さらにもっと釣りを楽しめるためには、釣法及びその期間についても再考すべきです。ガラガケ(コロガシ)釣りは仙台の伝統スタイルがありますので、禁止はしないまでも、街中に友釣り専用区を設ける必要があります。現在のところ街中には友釣り専用区はありません。駐車スペースがとれる所は是非とも友釣り専用区にしてほしいものです。
そして投網の禁止です。解禁日から牛越橋上流は投網解禁とはあまりに悲しい、残念なことです。広瀬川には専業の漁師は存在しません。この辺で全面禁止にしてもいいのではないでしょうか。
そうなればそれを観光資源として活用することも十分考えられます。
※ サケの死骸の写真は13日のものです。場所は分流です。