今日も仙台は一日霧雨・小雨もようだったようですが、山形は曇ったりはしましたが、日中は暑く眩しい一日でした。
腰まで水に入っていても気持ちいいくらいで、これぞ夏の鮎釣りというところですか。
寒河江市の大沼モータースにて最上川第2漁協の年券を購入しました。去年より1000円値上がりして、7000円でした。(小国川は9000円)
オトリアユは最上川に入ることを想定して、大きいオトリを2匹購入。1匹500円。チェリーランドの寒河江川には釣り人はかなりいましたが、そこは型が小さいというので、一路上流へ向かう。走ること約9キロで、西川町へ。写真は中学校の裏の寒河江川です。左側が上流です。
ご覧のように水量は少なめです。
タックルは;竿は「シマノ輝石 H2.75 90NE」、水中糸はホクエツ「尺鮎0.2号」、ハリは7.5号の4本イカリ、です。 これは最上川も同じです。
ここでは、8:00-9:10amまで竿を出し、17センチクラスのアユが2匹のみ。ハミ跡は少なく、アカぐされの状態。釣れそうな感じがしませんでしたが、それでも竿を出しました。草や木が川底にかなり埋没していて、これが根がかりの原因となりました。
丁度竿を伸ばしているところに地元のおじさんがやってきたので話しをしました。ここは釣れてはいない様子。彼は釣るつもりで上流から川を見てきて、私が釣れば(釣れれば)竿を出すのだといいます。20分くらいで2匹が掛かり、かれはそれを見ていましたが、ここで竿を出すことなく何処へと消えてしまいました。
こうなればダメもとで最上川へ。 「寒河江 ひろ野の杜」へ向かう。平塩橋の下流、最上第1と第2漁協の境界線があるところ。
行ってビックリ!!!こんなはずではなかったのに!!濁りと増水、かなりの増水。誰もいない。さすがの私も下の写真のような最上川を見て、ああこれはダメだ、とても竿を出せない、出しても釣れないだろうと悲観的になってしまいます。
仕方がないので、寒河江川でチビアユと戯れるかと帰ろうかと思ったとき、ガラガケ(コロガシ)の人が1名竿を出していたのです。車があったけど、川には誰もいなかった、休み休み竿を出しているようでした。
地元の人がコロガシをやっている、ということはアユは居ないことはない!!居るのだ!居て、掛かるのではないか!?そう思うと、来たからには、ダメもとで竿を出してみようという気になりました。
大きなオトリ(養殖)を2匹引き船に入れ、掛けた2匹はオトリ缶に入れて、川に沈めて置きました。
コロガシの人の脇を通って上流側へ行きました。 そのときどうですか?掛かりますか?と聞いたところ、両手で大きさを示して3匹掛けたようなことをいいました。
増水した部分だけは川の底の石や草が見えますが、少し深くなると全く川底は見えません。広瀬川ならいざ知らず、最上川はどうだろうか、と疑心暗鬼になりますが、居ないはずはない!と思うことにして上流に向かいました。
タックルは上述のとおり寒河江川と同じです。ただ、水量があるので、最初はおもり、次にダブルの背バリ、ごくらく背バリを使い、元気なアユのときはノーマル仕掛けにしたり、臨機応変に対応しました。
コロガシの人から上流へ150メートルくらい行って、流れの速い?トロから瀬になるところから釣り下る方法をとりました。
竿は、午前中が10:10-11:50am、午後は12:40-14:10の間出しました。
最初は2.5号の黄色のオモリをつけて、瀬からスタートしました。しかし、掛かりません。釣り下るのみ。やはりダメか・・・、無駄であったか・・・と諦め掛けて、寒河江川に行こうかなと思い始めたとき、遂に待望の強い当りが出ました。いやあ~嬉しかった。よっしゃあ~、なぜかこういう時は関西弁になりませんか? 慎重にためて、左岸の浅瀬に誘導します。なかなか浮いてきません。背掛りでした。とっても大きく感じました。23センチはあるのではないかと思いましたが、感じと実測はかなり違うことが多いので、何ともいえません。
最上川待望の第1匹目は、7月27日午前10時40分でした。竿を出して30分後です。 それから2回悔しい思いをします。 1回目は当りが伝わってきたものの、それっきりとなったもの。逆バリが外れていました。 2回目はもっとはっきりと当りが伝わり、竿先がしなり、ハリ掛りしたと思ったのですが、残念ながらハリには乗りませんでした。オトリアユを引き寄せて点検したら、ハリスが切られ、逆バリも大きく開いていました。 これはほぼ同じところでの出来事です。
その後また当りが遠のき、30分に1匹に割合で3匹掛かり、4匹目は5分後に掛かりました。 これで午前の部は終了としました。
午後は12:40分からスタート。上記の写真のようなところから釣り開始です。立ち込みは腰下あたりです。 一見するとトロみたいですが、川全体が静かにしかし強く押し出すように流れてくるのです。滔々たる流れというのでしょうか。
そして写真のようなところでよく掛かりました。といっても、午後も4匹だけでしたが、まあ、この悪条件下ではよくやったのではないかと、自分で自分を褒めてやりたいと思います。
13:30以降は全く掛からず、当たりも遠のいた感じだし、風も出てきたし、足腰の疲れも出てきたので14:10には納竿することにしました。トラブルも結構あって、複合メタルの下のつけ糸とハナカンハリスが絡まったり、オモリで糸が切れやすくなったり、根がかりは2回ありましたが、必死の思いで何とか回収できました。底が見えないので、糸が切れないように注意して、足で石をあちこち動かしたりして。
特徴的なことといっていいのか、背掛りと口掛りが半々でした。ハリは尾びれから1センチくらいしか出ていないのです。長くしようにも仕掛けがそうはなっていないから。でも、口掛りが多かった。その分抵抗が少ないので抜きやすくはなりますが、いまいち面白くはありません。 やっぱり大きいアユの背掛りが何といってもスリルがあり、楽しく面白いものです。
結果的に、最上川では8匹の釣果で、つ抜けにはなりませんでしたが、広い広い川で、誰にも邪魔されずに竿を出せたということはよかったです。
白い雲、照り返し、セミの鳴き声(寒河江川ではミンミンゼミとアブラゼミが半々くらいでした)は専らアブラゼミ、大自然の中でアユ釣りを楽しませてもらいました。 自然に感謝、アユに感謝です。
写真は今日の釣果分です。右下の小さいのが寒河江川上流部で釣ったアユです。 最上川のアユの平均は21センチですか。大きくいので22.5センチくらいでした。