今日は9月26日水曜日。丁度1ヶ月前の8月26日は、忘れもしません、青葉カワセミ会で米代川釣行二日目の日です。
二日目は大アユを狙おうと、米代川の上流域の釣り場に向かいました。数は少ないが、釣れれば大きい、それを信じて向かったわけです。あれから早いものでもう1ヶ月が経ちました。
詳しくは8月29日のブログ「米代川釣行記その4」を改めて読んで欲しいのですが、それにしても、今思っても、よく釣れたものだ、よく竿や仕掛けがもったものだと身震いするくらいです。
よく引き抜けたもので、タモでキャッチした時の感触、ドスンという音がするくらいに感じた手応え、タモから引き船に移すときには嬉しくて、かつ逃げられるのが怖くて、片手で掴めなかったこともありますが、引船を手繰り寄せて、両手でしっかりと大アユを握って引き船に入れました。それも5回も。
青葉カワセミ会の皆様、オニの笑いを跳ね除けて、来年も是非米代川の大アユ釣りに行きましょう。帰りは北上川にも入ったりして・・・。
悔やまれるのは、26,27センチのアユをオトリにして、同じくらいのアユを釣ることができなかったことです。それだけの強力な仕掛けは持参していませんでした。というか作ってさえいませんでした。
来年行くときは、是非とも大アユで大アユを釣ることができるような強力な仕掛けを持参しようと今から楽しみにしています。今年の仕掛けのうち、ハリは8号の4本イカリでハリスは2.0号でした。つけ糸とハナカン周りの仕掛けを丈夫なものにすれば何とかなるでしょう。
本題です。実は今日も広瀬川に入りました。足や手だけだけではありません。アユ釣りの正装をして入りました。
井筒屋に電話したら、まだオトリ鮎はあると言うのです。嬉しくなってしまいました。それならば、いつものように夕方近くに川に入ろうと思いました。
しかし、おとりアユはやせ細っていました。伊藤さんがいうには、餌をやっているというのですが。一抹の不安はありましたが、致し方ありません。その2匹の鮎を持って川に向かいました。
場所は、トンネルの途切れたところの瀬と美術館下の瀬の中間地点、つまり自宅から最短距離の瀬です。草木が生い茂っているのでなかなか入り辛いところ、だから穴場でもあるのですが。
いざ入ってみると、濁りはやはりきつい、以前ほどではないにしても。石の上には赤ぐされのコケが・・・。川はもうすでに死んでいる、今年は既に眠りに入っていると感じました。
これでは釣れないな、鮎はいないと直感しました。でも竿は出しました。13:30スタート。水温は20度。
今日の竿は、オリンピックの「インテグラ鮎引き抜き急瀬90」です。この竿には穂先が3種類あり、そのうち一番太い穂先を使用しました。仕掛けは昨日と同じホクエツの「荒瀬0.4号」です。ハリは米代川と同じ8号の4本イカリ(ハリス2.0号)です。
肝心のオトリアユは力がありません。痩せすぎです。自力では流れに入っていけません、背バリでも不安定、オモリを使ってもうまく泳げない。アユは居そうもない、オトリアユは頼りにならない、でも竿を出し、釣り下るnewone。かっこよく言えば自分に納得させるためです。
美術館下の瀬もだめなので、ここまでで40分かかりましたが、今度はトンネル下の瀬の上流に向かいました。上流の瀬からは新しいオトリにしたのですが、これがまた前のオトリよりも弱い、自力では何も出来ない。1.5号のオモリをつけても、浮いてしまう。2.5号でも不十分。どうせだめなら少しでも元気なうちに荒瀬に挑戦しようと、写真の荒瀬に入りました。
オモリは5号にしました。それも鼻オモリに。荒瀬の流芯にはとても入れられないし、アユがいるとしても瀬脇ですので、写真の中央からやや右手の白濁しているところに入れて粘りました。
実はここで自分としての広瀬川での最高の大きさの鮎を掛けています。2004(H16)9月5日でした。27.5センチのメスアユです。
でも全く何の当たりも感じませんし、いればすぐ掛るのが広瀬川のアユですので、居ない、鮎は居ない、もうこの辺の広瀬川にはアユは居ない、だから釣れるはずがない、もう広瀬川のアユはお仕舞い、という結論で15:00に納竿しました。
それはそれとして、今年の広瀬川は例年以上に頑張ってくれました。長く付き合ってくれました。楽しませてくれました。感謝です。
最後に和歌を詠んで見たいと思います。アユと自然に感謝の気持ちを込めて。
コスモスと赤とんぼにススキの穂別れを告げる広瀬のアユに
苔腐り水も冷たく釣人(ひと)もなく感謝しあがる秋空の下
お粗末でした。