今日10日、「若い青年教室」のクリスマス会に招かれました。
会場は、市民センターの大ホール。支援者達が早くから会場の整備をして、クリスマスの雰囲気を盛り上げていました。
「若い青年教室」というのは、授産施設等で働いている知的障害を持っている「青年」を対象として、次のような事業をしています。
(1)仲間づくりの能力を高める
(2)家庭や職場、社会に適用できる生活態度を身につける
(3)生活に役立つ基礎的な知識、技能の習得を図る
以上のことを目的として、あくまでも楽しい雰囲気の中で行っている学習活動の一環です。 もっと広くいえば、障害者の学習機会の充実ということで、仙台市が行っている学習事業です。
当該事業は、昭和45年から実施していて、今年で36年になりますか、「若い」とはいっても、確かに事業開設当時は若い人ばかりだったのでしょうが、今はおよそ「若い」とはいえない「中年」(40代から50代近くの人たち)の教室となっています。
2~3年で卒業していって、新しい「若い」人が入ってくると言うわけにはいかないところが苦しいところです。そのためどうしても同じ人が持ち上がり、卒業できずに高年齢化していきます。
教室生は60人前後います。
今日は、一足早いクリスマス会でした。
10時過ぎに開会。挨拶等の前に、全員で「若者たち」のうたを歌いました。ザ・ブロードサイドフォーが歌っていたあの名歌です。
挨拶の後、キャンドルファイアということで、会場を暗くして、火の神と火の子ども?5人の入場。女性の火の神が、クリスマスのため山から下りてきて、5人に希望や勤労の火を授けるというもの。火を授かった5人は、それぞれのテーブルに戻り、各人のろうそくに火をともします。
そして、ろうそくを持ち上げて「聖夜」をみんなで歌いました。ここまでは厳かな雰囲気の中で進行しました。
しかし、次のバンド演奏で場内はにぎやかになり、一気に盛り上がりました。
地元の大学のサンタクロースに変装した「・・・コミックバンド」(8人編成でフォークギター・アコーディオン・ハーモニカ・タンバリン)が演奏しましたが、「若い」青年達はバンドの前に出て踊り始めました。とってもノリがいい!!
しかも、バンドの女性も分け隔てなくバンドの前に集まって、自分勝手なリズムで踊り始めた若者を相手に楽しそうに手を取り合ったりして踊っていました。偉い!なかなかできることではない!
オリジナル曲も3曲くらい演奏しましたが、最後の曲が終わったら、即、アンコールの合唱となり、快く1曲追加して歌ってくれました。これで大体午前の部が終了です。
私は演奏が終わったところで、会場を後にしました。