秀策発!! 囲碁新時代

 「囲碁は日本の文化である」と胸を張って言えるよう、囲碁普及などへの提言をします。

囲碁イベントで料理教室を

2011年08月15日 | 囲碁界への提言
 今年も囲碁フェスティバルは開催されるのでしょうか。残念ながら私は参加できませんでしたが、確か10月に開かれ、過去3回のいずれも大盛況だったと聞いています。
 この他にも囲碁大会やイベントは数多く開かれていますが、特に最近好評なのは、任天堂の子供囲碁大会。最新のゲーム(ハード・ソフト)が数多く提供されている事も一因なのでしょうが、子供の参加者だけで1000人を超えるとはすごいですね。年によっては参加希望者が定員を大幅に越え、やむを得ずお断りする事もあるそうです。


 しかしその一方で、囲碁愛好家の高齢化等の問題は深刻。高齢者が囲碁を楽しめる環境が多くある事自体は問題ないのですが、やはり若年層の囲碁離れは深刻。娯楽の多様化という点から考えれば、
 「野球やサッカーとは違った魅力・面白さ」
 をアピールできていないという、普及に関する問題が大きいと思います。あるいはそれ以前に、
 「囲碁という物、それ自体を知らない。碁会所・囲碁サロンの存在を知らない」
 と考えた方が正確かも知れません。

 そう思わざるを得ないのは、私がいくつかのイベントに参加しての感想です。
 問題と提案を簡単にまとめてみましたので、もし大会運営の関係者がご覧になっていましたら、次回以降の参考にして頂ければと思います。



≪問題点≫一般の囲碁大会は、参加者の偏りが大きい。

 例 > 参加者の多くは、60代以上の男性。
    30代以下は、全参加者の内10パーセント以下という事は珍しくない。
    子供大会の場合、保護者は送迎のみで、参加せず帰ってしまう事もある。

    (宝酒造杯の場合)
    お酒を提供するという理由上、子供は参加できない。
    人前での飲酒をしたくない人(特に女性)もいると考えられる。

 私は全くお酒を飲めません。ですので、宝酒造杯への参加申し込みすら考えていません。
 参加される方にお話しを聞いた事がありますが、自分の棋力に合った部門を選んで参加できるためか、棋力が高かろうが低かろうが、対局相手がたくさんいる。普段会う事が無い人と沢山打てるそうで、みなさん楽しそうでした。


≪対応策≫ 「仕事を休んででも参加したい」
     と思って頂けるような囲碁大会を、いかに企画し、運営するか。
     そしてそれを、囲碁未経験者にうまくPRできるか。




≪企画案≫ 囲碁を知らない方でも、気軽に参加して頂けるであろう、併設のイベント。
      下記の案が実現した場合、農林水産省などの協力を得られる可能性がある。
      「食糧自給率アップ」をうたい、農水省の事業に協力する事も大事。 
 

 <1>囲碁+お野菜教室
    「子供の好き嫌いを無くすための料理教室」
     子供が囲碁に参加している間、保護者は料理教室(実演)に参加する。
      ※もちろん、対局の観戦も可能。
     調理した物は試食が可能。
     教室で紹介する全ての料理には、レシピを用意し、配布する。
     配布するレシピの裏には、『詰碁』などをプリントしておく。
     

 <2>囲碁+乳製品 ※試食販売あり
     近年、日本国内での乳製品の消費量は減少を続けている。
     東京で開催する場合、まずは東京近郊の乳製品をブースにて展示する。
     東京近郊以外の物でも、保存がきくのであれば取り扱える。
     
 また大人がメインの大会には、「お孫さん同伴者へのサービス」があっても良いと思います。

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