少年の日々

はじめて考えるときのように

ギャップ

2005年06月28日 | Weblog
一年前の僕は、24年間生きてきた影を背負って、
その上更に社会人という生き方を背負おうと日々踏ん張っていた。

背中はどんどん重くなっていき、足を引きずるように歩いていて、
「こんなんじゃないんだ、こんなはずじゃないんだ」
そう言い訳しながら、励ましながら、泣きながら生きていた。

今年の新入社員を見ていると、去年の僕みたいにそれまで生きていた影を引きずっているようには見えない。
「今」の自分の生き方を存分に楽しんでいるかのようだ。

なんでそんなに差ができたのか分からないのだけれど、
とにかく、僕はなんか違う生き方をしているのかもしれない。

同期にも似た様な奴がいて、去年はやっぱり似たように悩んでいた。
今年は新入社員の面倒を見る役を与えられ、去年の自分の二の舞にはさせないようにと思っていたら、
肩透かし、やっぱり普通に生きている。

うーん、なんだろうね。

社会人というものに、僕はもっと期待していたのかな。
現実と理想のギャップに辟易していたのかもしれない。

もしくは、本当はもっとやりたい事があるのに、
無理に「社会人」という選択肢を選んだのかも知れない。

就職活動を必死にやって、
そして自ら納得がいくものを勝ち取ったつもりでいたのに、
それは本心じゃなかったのか?
じゃあ、僕の本心はなんなんだ。

たぶん、今も納得していない。だからこそ苦しい。
去年ほどではないにしろ、今も苦しい。

だからこそ、ね、明日がいいものになると信じられるんだ。