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ピタゴラ「不思議」スイッチ

ヘタレ霊能者朋(tomo)の幼い頃からの心霊体験話をここで載せています。

摩訶不思議百物語 29話 「箱根の旅館」

2008-04-29 20:48:10 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。本日は、昔載せていたサイトからのコピーで。

ネタはもう冷めた感じですが。一応。
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これは、4年前の箱根での思い出です。それでも今でも箱根によく行きますけれどね。(笑
 
あれは、1999年のゴールデンウィークだったと思います。たまたま、大型連休だったんですが、

身体をとにかく休めたい、気管支炎が続いて、会社づとめが厳しい私にとっては、とにかく休みたい

いい機会だったんですよ。

最初の一日目が難なく過ぎて、何を思ったんでしょうね、WEBで、箱根の宿それもその当日泊まれる宿

を探し始めたんです。片っ端から断られます。そりゃそうですよ。5月1日ですもの。でも一軒なんかよさそうなとこ

ろがあって、そこは、空いているとのこと。早速車を調達して、気持ちはるんるん、向かいました。

でも、なんかね、初めからおかしかったんですよね。○○というところにある旅館なんですが、そこの前の踏切を

3回も回っている。たどり着けない。駅からは3分と聞いていたのに、たどり着けない。

でも、やっとたどり着けたときは、自分が普段運転を人任せにしているせいだと思っちゃったんですよね。

そこで、宿につく。なんか不思議な感じの古い宿で、食事時間にとっくに遅れている私を、

ゆっくり、食事を運んできてくれて、宿の案内をはじめたんです。

着いたことに気をよくしてあんまり聞いてなかったんですが、

男女混浴で、女性だけが使いたいときは、札を女性専用にしておくらしいんですよね。

まぁ、あんまり気にしなかったし、「お湯ってにごってます?」って聞いたとき、

宿の人が「それが自慢なんです」と言っていたので、もう、食事なんてどうでもいい、

風呂に入ろうってことになった。

最初、男性チームが入りに行って、かえってきた。

「風呂は狭いけれど、札さえちゃんとしておけば大丈夫だよ。」

わかりにくいところにあるとは聞いていたけれど、「本当、分かりにくかった」って言うんですよね。

まぁ、と、女は私だけだったので、タオルを持って、行きました。

確かに分かりにくいところにあったのですが、先客がいて、すでに札が「女性専用」になっていたので、

何も心配することなく、私は入りました。

おばさんがひとり入っていたんですよね。で、おばさんがカランを使っていると私が使えない。

だから、直にお湯を汲んで身体にかけていたんですよね。

それで、おばさんが、風呂につかる間もなく、出ていってしまって、

私にとっては待望の「お風呂たーいむ」になったんです。

カランからお湯を汲んで身体を洗おうとしたら、なんか思考能力が一時止まっちゃったんです。

だって、お湯が赤いんだもの。

錆かなぁと思ってしばらくずーっと流していたんですよね。

赤いまま。

おかしいから、さっきお湯を使っていた女の人がまだ更衣室にいると思って、

更衣室に行ったら誰もいない。

一応札だけ確認して、振り返って湯船を見ると、赤くにごったお湯が噴出し口から、がばがば出てくる。

いつのまにか湯船自体も赤い。ひぇーって、すぐ洋服着て、出てきちゃいました。

もう、髪の毛洗うとか、身体洗うとかじゃない。フロントに行っても誰もいない。

隣の男性チームの部屋に飛び込んでも口がパクパク。そのとき、一人の男の子が言いました。

「tomoさん、トイレも一人ではいんないほうがいいよ。」と。

調度そのとき、トイレに入りたかった私は、その人についてきてもらってトイレに入ったんです。

もう、明かりぎんぎんにしてね。でも、広場の、手を洗うところでつまづいた。水がでない。

「おかしーなー。さっき僕が手を洗ったときは水が出たんだよ。」

なんか嫌な感じがもうしてくるでしょう。

すぐ、みんなに言って、もう宿変えて、帰るかほか行くかどっちかにしようといいました。

しかし、みんなは、寝ちゃえばいいよって。「tomoさん、同じ部屋で寝ちゃえばいいよ。わかんないって。怖くないって。」

翌朝、私は、なんか眠り半分、うるさい音半分聞こえて最悪の目覚めでした。

すると、男どもが話しあっています。

「昨日さぁ、夜中、この部屋の回り誰か歩いていたよなぁ。」

「うん。廊下だけじゃなくて、本格的に言えば、布団の回りだよな」

「うるさくて眠れなかったんだ」

「誰か宿泊客の子供じゃないの?」

「今日の宿泊ゼロだって。」「えーじゃぁ、あたしと一緒に風呂に入った人は誰だろう」

「従業員じゃないの?」「従業員は8時には風呂に入らないだろう」

じゃぁ、誰だったんでしょうか、そして、その翌朝、またトイレについていってもらった私は、

「今度は水が出る」のを確認しました。

結局、私たちは、朝ご飯もろくろく食べず、すぐ、その宿を精算して出てきてしまいました。

なんだったんでしょう。

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いやーマジに赤い湯がドバドバ出てきた時、マジで焦りました。
その時頭に浮かんだのは、
1.そのままなし崩しで、この湯で体を洗って出る(どうせまやかしだから)
2.誰の血かわからないから、C型肝炎の伝染防止にやめておく
3.凍えてもいいから、やっぱすぐに出る
でした。

まぁ結果取ったのは3番でした。小市民な思考回路ですみません。

Tomo

 

 

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