こんばんは。
摩訶不思議の続きをUpします。
とても不思議な夢でしかもリアルで。
とても摩訶不思議な話です。
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中学生から高校生になる春の頃でした。
くだらないことだったかもしれませんが、つらくて自殺を考えながら、泣きじゃくって眠り、夢をみたようです。
その中で、私は自殺しようとしていました。
ガスがいいか、凍死がいいか、首吊りがいいか悩んでいました。
そこで、首吊りが一瞬そうで、恐くなさそうだったので、首吊りをして自殺することにしました。
そんなに深く悩んでいるつもりはありませんでしたが、これをすれば、新しく人生が変わる気がしたのです。
まるで、眠るように鴨居に縄をかけました。台にあがって、首を輪の中に入れた途端、誰かに背中を押されました。
「あっ。」
という間に、とても首のあたりと頭がとても耐えられないくらいドキドキして、私は、縄をゆるめようとしましたが、きつかったのと、足場がなかったので、どうしようもなくもがいているうちに気絶しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・気がつくと、白い部屋にいました。真っ白くてまばゆい部屋です。
「ふっ、往生際が悪かったな。」
「そう、いっきに押してやったのに。」
そんな言葉が聞こえてきました。私は、誰かいるのかと振り返りました。
・・・・しかし、振り返ることができませんでした。まるで、首と背中を部屋の壁のすみに固定されたように動けないのです。
「なんだ、これは。」
と、自分で動こうとしますが、動けません。腰が痛くて、腰もなんだか部屋に固定されているようです。
「これが地縛霊になったのいうのか?」
と自分で自分に聞きました。動けない。なんにもできない。これじゃ、自殺なんかするんじゃなかったよ、と後悔がいっきに訪れました。
この部屋に首と背骨ごと括られて固定されて、ずっといるのか。これが死んだっていうのか。このままずっといるのか。ずっと永遠にいるのか。
「早く、死んだってわかってくれないかねぇ。」
「わかりっこないよ。馬鹿な夢をみていたんだろうからね。」
まだ、声がします。しわがれた老婆のような声でした。
私は、自分を反省しました。こんな形でずっといるんなら、こんな真っ白い部屋で一人で、部屋に固定されて動けなくなるなら、自殺をやめとけばよかったと思いました。あんなくだらないことで悩んでいる自分が情けなくなりました。今の状態よりもっとよかった。こんなのでずっといるより、よかった。本当に後悔して、後悔したとき。
・・・・・・・・・・・目が覚めました。
「えっ?」
私は起き上がった途端、夢だったことに感謝しました。よかった。よかった。これからは安易に自殺なんて考えないぞとも思いました。
しかし、鏡を見て真っ青になりました。
そうです。私の首には縄のあとがあったのです。私の家には縄がかかるような鴨居はありません。じゃ、どうしてこんなところにあごのすぐしたに縄のあとがあるのでしょうか。
私は誰にも見られないように、2月くらい、スカーフで後を隠し、なるべく地味にすごしました。それ以来、自殺を考えるなら、首吊りだけはさけようと思っています。
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この話はこの辺でよろしくお願いします。
tomo
摩訶不思議の続きをUpします。
とても不思議な夢でしかもリアルで。
とても摩訶不思議な話です。
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中学生から高校生になる春の頃でした。
くだらないことだったかもしれませんが、つらくて自殺を考えながら、泣きじゃくって眠り、夢をみたようです。
その中で、私は自殺しようとしていました。
ガスがいいか、凍死がいいか、首吊りがいいか悩んでいました。
そこで、首吊りが一瞬そうで、恐くなさそうだったので、首吊りをして自殺することにしました。
そんなに深く悩んでいるつもりはありませんでしたが、これをすれば、新しく人生が変わる気がしたのです。
まるで、眠るように鴨居に縄をかけました。台にあがって、首を輪の中に入れた途端、誰かに背中を押されました。
「あっ。」
という間に、とても首のあたりと頭がとても耐えられないくらいドキドキして、私は、縄をゆるめようとしましたが、きつかったのと、足場がなかったので、どうしようもなくもがいているうちに気絶しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・気がつくと、白い部屋にいました。真っ白くてまばゆい部屋です。
「ふっ、往生際が悪かったな。」
「そう、いっきに押してやったのに。」
そんな言葉が聞こえてきました。私は、誰かいるのかと振り返りました。
・・・・しかし、振り返ることができませんでした。まるで、首と背中を部屋の壁のすみに固定されたように動けないのです。
「なんだ、これは。」
と、自分で動こうとしますが、動けません。腰が痛くて、腰もなんだか部屋に固定されているようです。
「これが地縛霊になったのいうのか?」
と自分で自分に聞きました。動けない。なんにもできない。これじゃ、自殺なんかするんじゃなかったよ、と後悔がいっきに訪れました。
この部屋に首と背骨ごと括られて固定されて、ずっといるのか。これが死んだっていうのか。このままずっといるのか。ずっと永遠にいるのか。
「早く、死んだってわかってくれないかねぇ。」
「わかりっこないよ。馬鹿な夢をみていたんだろうからね。」
まだ、声がします。しわがれた老婆のような声でした。
私は、自分を反省しました。こんな形でずっといるんなら、こんな真っ白い部屋で一人で、部屋に固定されて動けなくなるなら、自殺をやめとけばよかったと思いました。あんなくだらないことで悩んでいる自分が情けなくなりました。今の状態よりもっとよかった。こんなのでずっといるより、よかった。本当に後悔して、後悔したとき。
・・・・・・・・・・・目が覚めました。
「えっ?」
私は起き上がった途端、夢だったことに感謝しました。よかった。よかった。これからは安易に自殺なんて考えないぞとも思いました。
しかし、鏡を見て真っ青になりました。
そうです。私の首には縄のあとがあったのです。私の家には縄がかかるような鴨居はありません。じゃ、どうしてこんなところにあごのすぐしたに縄のあとがあるのでしょうか。
私は誰にも見られないように、2月くらい、スカーフで後を隠し、なるべく地味にすごしました。それ以来、自殺を考えるなら、首吊りだけはさけようと思っています。
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この話はこの辺でよろしくお願いします。
tomo
