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ピタゴラ「不思議」スイッチ

ヘタレ霊能者朋(tomo)の幼い頃からの心霊体験話をここで載せています。

摩訶不思議 100話 第54話 「登録されていないアドレス帳」

2009-04-27 16:30:48 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんにちは。

tomoです。全く風邪であろうと、死者は待ちません。
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ホットなので、ホットに行きます。

今朝、熱は下がったが、声が出ないので、それを承知で母に電話をしました。まるっきり、母に電話をする機会もなかったし、今回は、父の墓参りに行くと言う事だけ伝えたかったからです。
で、ひとしきり話をしまして、そして電話を切りました。電話が終わると、通話時間を知らせるように設定してるのですが、その時間は37分でした。

つまり、通話が切れないと、その時間が出てこないのです。

で今回は切ったと。

その後、ふんかふんか、鼻歌を歌いながら、GWに何処かにご飯を食べに行こうと、ネットを見ていました。そうして、見つけた店の予約状況を聞こうと思って、ふっと携帯を握りました。思いっきり音声をOFFにしていたようで、バイブレーションが手に響きました。

「え?電話?うまいタイミングだな。」

そして、携帯を開いてみて、途端固まりました。
自分の現在の姓、それだけと、電話番号は実家の電話番号です。
まず、自分の現在の姓だけってアドレス登録はありません。自宅には主人の母も父も他には兄弟もいるわけで、かなり深刻に実は「フルネーム」で入っています。
で、大体、隠し電話番号じゃないし、母の電話を自分の姓に当てる事もしません。

まぁ、しかし、電話を切りそこなったのかと思い、出てみたんですが、

「なしのつぶて」でした。

大体、電話を切っていなきゃ、もっと違うメッセージになります。なもんで、ここで、もう一度アドレスをくまなく探したんですが、そんな登録はありませんでした。

「すげー。霊もハイテクの時代か。」
そう思いながら、履歴を見ると、履歴にはありません。あざやか、お見事、多分電話代請求も母には行かないと思います。

「流石電気の帝王」と思って、眠くなかったんですが体を思って寝ちゃうことにしました。耳にIPODからのヘッドフォンをつけ、寝る予定でした。

「うひゃぁ、煩すぎる!!!」

私が青ざめて飛び起きたのは、それからほんの5曲の後でした。
あまりに、ヘッドフォンから人の煩わしいまでの大声での「がやがや」が聴こえてきて、煩くて眠れないのです。

まぁ、昨今は豪胆ですから、「煩いBGMはいらない」とそのまま、IPODを切って寝ました。別に何とも思いません。人が頭の上を歩き回るような煩さが気になったのですが、基本的に私がそういう時聴く音楽は、イージーリスニングなんですが、どうやら、眠くなかった私も、ヘッドフォンをつけて、眉間に圧を掛けたら、俊足で寝たらしいのです。で、その後たたき起こされた・・・と。

そのままIPODも外し、寝ていました。
やっと現れたのは、夢の中でした。冷たい冷たい目をした男の子でした。多分相当びっくりするであろうその表情に、自分では思いました。

「これを受け止められない器量の自分なら、霊能者失格で良し。」

なもんで、鳥肌も頭のてっぺんもゾワゾワしましたが、瞬時に収まり、相手の話を聞けることになりました。聞くと、300万持っていて、妹との生活の為に株をやったと。で、騙されて無一文になったと。

瞬間的に、「自分で勉強しないからじゃん。」と言葉がついて出ました。「普通は1000万からつぎ込むとある程度利益は上がるけれど、生活費のとは言え、何でそこで株なのか。」と聞き返しました。本人はさっきと違いうなだれていました。

「私だって未だかつて、株はした事がないよ。で、株なんて、子供することじゃないだろう。どういう仕組みか勉強しなよ。騙されるのは、自分に悪いことはないんか?」

そう言うと、男の子はうなずいて、「自分が悪かった」と言いました。
「まー、あんただけが悪いんじゃないよ。保険も、株も、宗教もみんなそんなもんでさ、全部同じようなもんだよ。まっとうに働けば良かったんだけれどね。」

で上がっちゃったんです。

で、私はてっきりさっきの電話は、父だと思っていましたが、どうも違いました。それに、首から下のない骨男がずずずっと進んできたりして、「あーぁ、だから、電車の移動は何でも拾うんだよな」と思いながら、日に当たって居眠りをしていました。

先ほどの男の子は、下の息子を動かして、眠っている下の息子がいきなり起きて、ガチャガチャやっています。で、本人は、甘いグミの入ったビンを見つけ、一生懸命開けて、そうして、グミを食べて「凄く甘い。美味しい。」

そう言って今度こそ上がっていきましたとさ。

あのさ、アドレス帳をワンタイム即時に作ったって点で、君は、今まで一番のぴか一の「ハイテク霊」だったよ。しかも、通知不可能とか、公衆電話のコマンドじゃなく、ダイレクトに私の姓で、実家の電話番号。いいとこ、考えたね。
まぁ、今までになく、凄いって事で、グミ食べて幸せになってお母さんのとこに、上がれよ。


こういうことしょっちゅうされると、息子の虫歯が気になるけれどさ、母として。まぁ、ワンタイム。ありじゃないの。

tomo

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