こんばんは。
今日は特に暑かったtomoです。
まぁ、冷房を入れて子供と行き倒れておりました。
うーん。昨日のトピックでのしまちゃんのコメントから受けてちょっと横道です。
海外で暮らして、海外の医療制度と日本の医療制度は違うことを知りました。アメリカだったら、まず健康保険会社(民間)とコントラクトを結びます。そこにあるオプションで、手厚いケアから手薄いケアまで選べます。勿論値段は目が出そうなレベルから下を見ればきりがなし。
で、ドクターもそこら辺のに行き放題ではなく、自分が選んだ保険会社と契約を結んだ医師のところに行くことになります。ですので、近場に契約医師がいないと、とんでもなく遠くまで通うことになります。
事実、私も車で20分かかるところの医者に通いました。
で、日本の場合は、簡単に抗生物質を出してくれます。ですがアメリカでは出ません。溶連菌の検査などして、初めて出ます。単なるウィルス性のものであった場合、確実に言えることは、
「wash out」
そう、水でも飲んで治せと言われるだけです。39度を超える熱が出て、ガタガタ震えていても、その一言で帰ることになります。後は売薬でも買って強烈な効果のある、「severe cold」シビアコールド つまり相当な関節痛などに効果のある売薬を自分の判断で買って飲むことになります。
手厚く点滴も致しません。
ですので、非常に日本の医者は手厚いのです。39度熱があって、一言で帰そうとしたら日本ではなんと言われるでしょうね。薬も処方しなかったら、なんて言われるでしょうか。しかも、売薬を自分で買う。まぁ、そうこうするうちに、店にある一通りの薬の銘柄と、棚の配列と、薬の効き目について詳しくなります。
まぁ、売薬でっていうので、ステロイド剤もきついものが置いてありますし、傷を化膿させない抗生物質入りの軟膏・・・・・・
思いっきり腹刺されても自分で対処できるものが一通り揃っています。
13年前のアメリカでは、それほどインターネットが普及していなかったので、(WEBという言葉が新鮮な頃でした)、調べようにも簡単にわかりません。今だと、薬の成分、簡単にWEBでひけます。これは生きていくうえで、かなり画期的なことです。
で、その肝心の契約ですが、会社は一杯あります。で、契約の医師が揃っていないと、ファミリードクターから、耳鼻科に回されたときとか、産科だったり、何だったりすると、地獄を見ます。何処にあるかわからないのです。自分で調べて行けですし。
勿論、MAPQUSTというサイトが役に立ちます。自宅と出先の住所を入力で、行き方が詳しく出ます。これもまた相当に画期的です。なんせ、ナビゲーターが車に搭載されていない国です。日本のような普及率はありません。
少なくとも2年前、帰国しようとしたマンハッタンのホテルに行く際のタクシーに搭載されていましたが、
「役には経っていませんでした」
日本ってどうなんでしょうね。医療も一種の・・・かなりな手厚いサービスになっているんです。実際自分の体は自分で責任を持ちたいもの。でも、保険大国日本。保険であんなに頻繁に誰もが医者に行ける。しかも選り取りみどり。どんなに低所得の家庭でも、世界中から見れば日本の家庭は上位のほうに入ります。
だって、健康保険・・・すごいもの。国の負担相当ですよ。
見直したほうがいいのでは、自分のことは自分で・・・という思いと、これはもうある意味、一種日本独特の素敵な風習かもしれないと思って甘受したい思いと心裏腹でっす。
tomo
PS:ちなみに契約会社の医師以外にかかったら、保険で出ませんので、全額自費負担。一回180ドルとか。どんだけぇ。