こんばんは。なんだか寒くなりました。
今回の百物語は、とても身近な人がでてきたんです。
あんまりその人を意識したことがなく(学年も違うため)、「中学に入ったらtomoをしめてやる」と言われたことがあり、とても怖いお姉さんでした。
**************************************
今でもはっきり記憶しています。
小学5年生の、ふつーの夜のことでした。
私は、歯をみがこうと、ちょっとくらい洗面台のところにいきました。
いつものように歯を磨いていると、ふと洗面台の鏡に妙なものが映っています。
振り返ると、そんなものはありません。
「おかーさん!」
と叫んで、お勝手から母を呼んで母と一緒に鏡を見ました。
やっぱり変なものが写っています。
「何がおかしいの?まったく、あんたは。」
それが見えない母は怒鳴って行ってしまいました。
・・・・・・・・・鏡には、青白いとても恐い顔をした長い髪の白い服の女の人が、
私の肩にもたれかかって、うつっているのでした。
これは大変だと、その鏡から離れて、他の明るい部屋の他の鏡を覗き込んでみました。
同じです。女の人は、すごく冷たい目で私の肩にもたれています。
私は、パニックになって、南無阿弥陀と唱えましたが、全然ご利益がありません。
もう、どうしていいもんだか、肩が冷たくなっていく気がして、おちおちしていられません。
そのとたん、地をはうような声で、
「あんたが憎かった。」
という声が聞こえました。途端、クローゼットに映る自分と女の人を見ながら、私は気絶してしまいました。
翌日、家の上の階の家でお葬式がありました。
そのお姉さんは、確かに長い髪の毛でした。自殺をされたんだそうです。
そのお姉さんは私の何が憎かったのでしょうか。
************************************
普段あまり眼中にない年上のお姉さん。それ以来その一家は離散したように記憶しています。
この事件が起こるようになってから、夜、鏡を見るときは、時間にとても気を使います。牛蜜土器、違います、丑三時あたりに視ると変なものをやはりたまに見かけます。
それとこの後しばらくは、一人で髪の毛が洗えませんでした。
相当に強烈な記憶でした。
ではこの話はこの辺でよろしくお願いします。
tomo
今回の百物語は、とても身近な人がでてきたんです。
あんまりその人を意識したことがなく(学年も違うため)、「中学に入ったらtomoをしめてやる」と言われたことがあり、とても怖いお姉さんでした。
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今でもはっきり記憶しています。
小学5年生の、ふつーの夜のことでした。
私は、歯をみがこうと、ちょっとくらい洗面台のところにいきました。
いつものように歯を磨いていると、ふと洗面台の鏡に妙なものが映っています。
振り返ると、そんなものはありません。
「おかーさん!」
と叫んで、お勝手から母を呼んで母と一緒に鏡を見ました。
やっぱり変なものが写っています。
「何がおかしいの?まったく、あんたは。」
それが見えない母は怒鳴って行ってしまいました。
・・・・・・・・・鏡には、青白いとても恐い顔をした長い髪の白い服の女の人が、
私の肩にもたれかかって、うつっているのでした。
これは大変だと、その鏡から離れて、他の明るい部屋の他の鏡を覗き込んでみました。
同じです。女の人は、すごく冷たい目で私の肩にもたれています。
私は、パニックになって、南無阿弥陀と唱えましたが、全然ご利益がありません。
もう、どうしていいもんだか、肩が冷たくなっていく気がして、おちおちしていられません。
そのとたん、地をはうような声で、
「あんたが憎かった。」
という声が聞こえました。途端、クローゼットに映る自分と女の人を見ながら、私は気絶してしまいました。
翌日、家の上の階の家でお葬式がありました。
そのお姉さんは、確かに長い髪の毛でした。自殺をされたんだそうです。
そのお姉さんは私の何が憎かったのでしょうか。
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普段あまり眼中にない年上のお姉さん。それ以来その一家は離散したように記憶しています。
この事件が起こるようになってから、夜、鏡を見るときは、時間にとても気を使います。牛蜜土器、違います、丑三時あたりに視ると変なものをやはりたまに見かけます。
それとこの後しばらくは、一人で髪の毛が洗えませんでした。
相当に強烈な記憶でした。
ではこの話はこの辺でよろしくお願いします。
tomo
