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ピタゴラ「不思議」スイッチ

ヘタレ霊能者朋(tomo)の幼い頃からの心霊体験話をここで載せています。

摩訶不思議百物語 第11話 「鏡に映る後ろの女の人」

2008-04-11 18:53:12 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。なんだか寒くなりました。

今回の百物語は、とても身近な人がでてきたんです。
あんまりその人を意識したことがなく(学年も違うため)、「中学に入ったらtomoをしめてやる」と言われたことがあり、とても怖いお姉さんでした。

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今でもはっきり記憶しています。

小学5年生の、ふつーの夜のことでした。

私は、歯をみがこうと、ちょっとくらい洗面台のところにいきました。
いつものように歯を磨いていると、ふと洗面台の鏡に妙なものが映っています。
振り返ると、そんなものはありません。

「おかーさん!」

と叫んで、お勝手から母を呼んで母と一緒に鏡を見ました。
やっぱり変なものが写っています。

「何がおかしいの?まったく、あんたは。」

それが見えない母は怒鳴って行ってしまいました。



・・・・・・・・・鏡には、青白いとても恐い顔をした長い髪の白い服の女の人が、
私の肩にもたれかかって、うつっているのでした。
これは大変だと、その鏡から離れて、他の明るい部屋の他の鏡を覗き込んでみました。
同じです。女の人は、すごく冷たい目で私の肩にもたれています。
私は、パニックになって、南無阿弥陀と唱えましたが、全然ご利益がありません。
もう、どうしていいもんだか、肩が冷たくなっていく気がして、おちおちしていられません。
そのとたん、地をはうような声で、

「あんたが憎かった。」

という声が聞こえました。途端、クローゼットに映る自分と女の人を見ながら、私は気絶してしまいました。



翌日、家の上の階の家でお葬式がありました。
そのお姉さんは、確かに長い髪の毛でした。自殺をされたんだそうです。
そのお姉さんは私の何が憎かったのでしょうか。

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普段あまり眼中にない年上のお姉さん。それ以来その一家は離散したように記憶しています。
この事件が起こるようになってから、夜、鏡を見るときは、時間にとても気を使います。牛蜜土器、違います、丑三時あたりに視ると変なものをやはりたまに見かけます。

それとこの後しばらくは、一人で髪の毛が洗えませんでした。
相当に強烈な記憶でした。


ではこの話はこの辺でよろしくお願いします。

tomo

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