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ピタゴラ「不思議」スイッチ

ヘタレ霊能者朋(tomo)の幼い頃からの心霊体験話をここで載せています。

摩訶不思議22話  補足

2008-04-22 21:20:22 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。

例の八柱霊園について、補足をば・・・・・


出かけた車は白いカローラではありません。
興味本位で同じことしようとする人がいるかもしれませんが、トヨタ社の宣伝でもありません。でもどうせ行くなら、カローラではなく、新型レクサスで、三台連ねて行ってください。しかもフルオプション搭載の一千万円の車。

新車をあっという間に、廃車にしていい覚悟があれば、いいんじゃないですか。
そこからは自己責任です。

その代わり、行けば、あなたの家に夜、勝手に訪れてズケズケ入ってくる、「あなたがやったことと同じこと」を返してくれる陰気臭いズクズクな奴付きです。ズクズクは気が長いので、あなたは一回しか行かないのかもしれませんが、ズクズクは、好きなだけいます。

まさにハイリスク・ハイリターン。


株と同じですが、霊の世界にストップ安なんかありませんよ。ご注意ください。
しかも大幅損切りばっかですけれどね。


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この話はこのへんでよろしくお願いします。

tomo

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摩訶不思議100話 第22話 「八柱霊園にて」

2008-04-22 21:06:31 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。摩訶不思議を逝ってみたいと思います。これは中々怖い経験でした。


*********************************
八柱霊園ってご存知ですか。そう、千葉県にある八柱霊園です。
今回は、あそこでの話をしましょう。

何年か前の夏、友達と白い車で、あそこに肝試しにいったことがありました。
自分の家のお墓もあって、あまり、恐い気持ちはなかったのです。


夜に出掛けることになりました。友達がそれぞれ、彼氏彼女をつれてくることになっていたんで、見知らぬ人がいたのですが、車に3台ということで、スタートしました。


・・・・・入り口に着いたのは、もう12時を大幅に回っていました。
「なんだか、なんにもなさそうだよ。」「どれどれ。」

みんなは、車を降りて、もう楽しそうに入り口に入っていきます。しかし、一人だけ、車を下りない人がいます。

「下りてないひといるよ。」
と、私はリーダー格の若旦那に告げると、若旦那は、めんどくさそうに、
「意気地がないなら、ないで、おいていけばいいんだよ。」
と言って車をみました。
「ヤローじゃん。だったら、放っておけばいいんだよ。」
そんな言葉に、私は、その男の子を、なんだか、一人残していくのは、かわいそうに思いながら、振り返り振り返り、おいていくことにしました。




中へ入ると、そこは、いつもの八柱霊園でした。区画も広い、割にこざっぱりした霊園です。
でも、直感で、昼間、お彼岸などで、くる霊園とはちょっと違う感じがしたのです。

昼は、なんだか、にぎやかな感じがして、「よく、会いに来てくれた。」という迎えてくれる感じと、懐かしさと出会いがあふれている感じがするのです。

しかし、今は違います。なんだか、自分が区域を侵している感じがするのです。友達がにぎやかに入っていけば行くほど、「怒り」が感じられるのです。

「なんだか、やめようよ。」
と私は言いましたが、何一つ、恐いことが起きないので、みんなは、ずかずか、進んでいきます。一通り、中深くまで、入ってきた頃です。全然何もおきないので、みんなは、騒ぎ出しました。



「八柱って恐いんで、有名なんだけど、ちっとも恐くないね。」「そうそう。なんか不気味な声とか聞こえるって噂なのにね。」
みんなは、そこらへんのお墓に勝手に上がり込んだり、きょろきょろしています。「やめなよ。」
と私はいいました。
「あんな本とかに出ているように恐いこと、起きるわけないじゃん。」「えー。あーいう、恐い奴、一つ期待してきているんだけどなぁ。」「つまんねぇ。」
みんなは不服そうに、ある大きな木のしたに集まって、持ってきたジュースを飲みました。


「みんな来てる?」リーダー格の若旦那が周りを見渡しながら、聞きました。

「一人は、車においてきてあるんだよね、tomoさん。」「そう。」
私はいいました。
「誰の彼氏か知らないけど、知らないひとが残っているよ。」
するとみんなが言いました。
「誰だろ。」「それって、けいとじゃない?」「そうだ。」「きっと、けいとだよ。こんなとこでびびるのは、けいとしかいないよ。馬鹿じゃん、あいつ。」
私は、なんとなくうなづいていましたが、話のけいとは、私も知っている男の子です。
「じゃーみまちがえたのかなぁ。」
と私は、言って笑いました。
「でも、なんにもおきないじゃんね。ここってさぁ。」「そうそう。ほかの墓場ではこんなことがあったっていうよ。」
とひとりが、他のお墓で出会った怪談話を始めました。すると、みんなが我先に、怪談話をしはじめたのです。




時間は、午前3時になってきました。なんだか、だんだん、寒くなってくるのがわかりました。雰囲気が怒っている感じが強いです。なんだか、手後れにならないうちに帰った方がよさそうな、感じになってきました。

「風がでてきたね。」「そう、なんだか、寒くなったね。」「もう3時だもん。」「かえろっか。」「そうだね。」

とみんなが連なって、元きた道を帰りはじめました。すると、一人の女の子がしゃがみこみました。
「お腹痛いよー。」
としゃがみこんでいます。

つらそうなその子を、私は知りませんでした。誰がフォローするんだろうかと周りを見渡しました。ご存知のとおり、私たちの中には、知らない同士もいます。誰の彼女のなのか、誰の友達なのかと一瞬周りを見渡したのです。すると、周りの人は振り向きません。

「えっ?誰が連れてきたの?」と、私は戸惑いました。そういえば、さっき、車においてきたけいとの彼女なんでしょうか。
「大丈夫?」
と声をかけたのは、愛ちゃんと、若旦那でした。若旦那は
「しゃーねーなー。じゃぁ、俺がおぶっていってやるよ。けいとの彼女なんだろ。」といって、この子をおぶっていくことにしたのです。







門のところまでたどり着いたところで、恐れていたことが起きました。
・・・・・・・・・車で待っているはずのけいとがいないのです。そのかわり、無数の赤い手のあとが、3台の車にべたべたと、天井から、ミラーからついていたのです。
「けいとは?」
みんな、無言になりました。すぐ、みんな、後ろから、女の子を背負っている若旦那の方を振り返りました。



「ギャー。」




悲鳴があがりました。


「若旦那、それっ、それって。」みんなの声にならない声に、若旦那も後ろを振り向きました。

若旦那が背負っていたのは、「小さな墓石」だったのです。


「うわーっ。」っと、若旦那も、背負っていたものを放り投げました。

「どこで、間違ったんだ?さっきの女の子は?えっ?車に残っているけいとは?」
みんなパニックになりました。


すると、メンバーのうちのこうちゃんが言いにくそうにいいました。



「言い出しにくいんだけど、けいとは家でまってるって言ってたじゃん。いるはずないんだよ。それに女の子って、女の子って誰?」


*********************************
この補足はまた補足でお会いしましょう。
ではこの話はこの辺でよろしくお願いします。

tomo
コメント (2)
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