元日の記事『2016年、アフリカはこんな年になる』と題した記事でも触れたが、今年はなんといってもアフリカでは大統領選挙の当たり年、18カ国で予定されている。まさに「選挙イヤー」だ。
(大統領選挙ニュースが続くフランク国際ラジオ放送ウェブサイト)
ということで、新年のスタートに、大統領選挙カレンダーと、ンボテによるひとことポイントをご紹介してみたい。
1.中央アフリカ(決: 2月14日)
政治的混乱後の民主化、秩序回復に向けた選挙。決選投票が迫る。
※赤字部分、訂正致しました(1月16日)
2.ベナン(①2月28日→3月6日、決:3月13日→3月20日)
ヤイ・ボニ現大統領は勇退を表明。後継をめぐるつばぜり合いが続く。
3.ニジェール(①2月20日、決:3月20日)
不安定なサヘル情勢にいかに対峙するか?現職イスフ大統領、支持失速気味の中、諸候補から挑戦状。
4.ウガンダ(①2月18-19日)
30年執政につく現職、ヨウェリ・ムセベニ再選が既定路線。
5.ジブチ(4月8日)
2010年の憲法改正で任期制限を撤廃、75歳定年制導入。17年目、現職オマール・ゲレ大統領再選出馬に、野党は対抗。
6.チャド(4月10日)
サヘル情勢、アフリカ治安情勢のキーとなる国。26年目の現職イドリス・デビ大統領再選が既定路線。
7.コモロ(①グラン・コモロ島2月21日、決: 4月10日)
イキリル・ドイニン大統領後継の選挙。政変が繰り返されてきた国だが、2001年の新憲法採択以降はグランコモロ、アンジュアン、モヘリの各島から順番に大統領を選出することとなっている。次はグランコモロ島から選出される番。
8.コンゴ共和国(7月?→3月20日)
32年間政権を担うサス・ンゲソ再選に向け、昨年、憲法改正の国民投票を実施、準備着々。国際社会は不快感。
9. ザンビア(8月11日)
サタ大統領逝去により2015年1月にルング大統領を選出。それから1年7ヶ月後の総選挙となる。今回の憲法改正で、過半数の得票が選出の条件となるとともに、第二の候補者は副大統領となることが規定された。
10. サントメ・プリンシペ(8月?)
マニュエル・ピント・ダコスタ大統領、二期目再出馬か。
11. ガボン(8月28日)
41年の長期政権ののち逝去した先代オマール・ボンゴ大統領。2009年の選挙により子息、アリ・ボンゴが当選。今次、二期目を狙う。有力野党候補ンバ・オバム氏は死去、しかし新たに元外相で元AU委員長のジャン・ピン氏が有力対抗馬に浮上。※一部情報では現職が固いとの意見も。
12. カーボベルデ(8月?)
カルロス・フォンセカ大統領、二期目の立候補へ。
13. アンゴラ(8月?)
37年政権を引くドス・サントス再選が既定路線。
14. ソマリア(8月?)
選挙をへて紛争から国家建設に進むことができるか?
15. 赤道ギニア(11月?)
オビアン・ンゲマ、37年の長期政権への批判をよそに再出馬へ。37年はアンゴラ、ドス・サントス大統領タイ記録。
16. ガンビア(11月?)
ンボテブログでもおなじみの迷走国家。21年間ヤヒヤ・ジャメの独裁が継続。なんと憲法上は51年の任期まで許容!
17. コンゴ民主共和国(11月27日)
ジョセフ・カビラ三選立候補に向け、国際社会の圧力。注目ポイントは前カタンガ州知事モイズ・カツンビの出馬なるか?
18. ガーナ(12月)
西アフリカにおける民主主義のモデル国と評されるガーナ。マハマ大統領二期目への出馬に意欲、しかし経済や電力など内政に大きな課題。
今年は一層、アフリカの政局から目が離せない。
※すみません、ザンビアが抜けていましたの訂正して追加しました(2016年1月6日13:20)。また赤字部分はアップ以降の更新箇所です。
(つづく)
(大統領選挙ニュースが続くフランク国際ラジオ放送ウェブサイト)
ということで、新年のスタートに、大統領選挙カレンダーと、ンボテによるひとことポイントをご紹介してみたい。
1.中央アフリカ(決: 2月14日)
政治的混乱後の民主化、秩序回復に向けた選挙。決選投票が迫る。
※赤字部分、訂正致しました(1月16日)
2.ベナン(①2月28日→3月6日、決:3月13日→3月20日)
ヤイ・ボニ現大統領は勇退を表明。後継をめぐるつばぜり合いが続く。
3.ニジェール(①2月20日、決:3月20日)
不安定なサヘル情勢にいかに対峙するか?現職イスフ大統領、支持失速気味の中、諸候補から挑戦状。
4.ウガンダ(①2月18-19日)
30年執政につく現職、ヨウェリ・ムセベニ再選が既定路線。
5.ジブチ(4月8日)
2010年の憲法改正で任期制限を撤廃、75歳定年制導入。17年目、現職オマール・ゲレ大統領再選出馬に、野党は対抗。
6.チャド(4月10日)
サヘル情勢、アフリカ治安情勢のキーとなる国。26年目の現職イドリス・デビ大統領再選が既定路線。
7.コモロ(①グラン・コモロ島2月21日、決: 4月10日)
イキリル・ドイニン大統領後継の選挙。政変が繰り返されてきた国だが、2001年の新憲法採択以降はグランコモロ、アンジュアン、モヘリの各島から順番に大統領を選出することとなっている。次はグランコモロ島から選出される番。
8.コンゴ共和国(7月?→3月20日)
32年間政権を担うサス・ンゲソ再選に向け、昨年、憲法改正の国民投票を実施、準備着々。国際社会は不快感。
9. ザンビア(8月11日)
サタ大統領逝去により2015年1月にルング大統領を選出。それから1年7ヶ月後の総選挙となる。今回の憲法改正で、過半数の得票が選出の条件となるとともに、第二の候補者は副大統領となることが規定された。
10. サントメ・プリンシペ(8月?)
マニュエル・ピント・ダコスタ大統領、二期目再出馬か。
11. ガボン(8月28日)
41年の長期政権ののち逝去した先代オマール・ボンゴ大統領。2009年の選挙により子息、アリ・ボンゴが当選。今次、二期目を狙う。有力野党候補ンバ・オバム氏は死去、しかし新たに元外相で元AU委員長のジャン・ピン氏が有力対抗馬に浮上。※一部情報では現職が固いとの意見も。
12. カーボベルデ(8月?)
カルロス・フォンセカ大統領、二期目の立候補へ。
13. アンゴラ(8月?)
37年政権を引くドス・サントス再選が既定路線。
14. ソマリア(8月?)
選挙をへて紛争から国家建設に進むことができるか?
15. 赤道ギニア(11月?)
オビアン・ンゲマ、37年の長期政権への批判をよそに再出馬へ。37年はアンゴラ、ドス・サントス大統領タイ記録。
16. ガンビア(11月?)
ンボテブログでもおなじみの迷走国家。21年間ヤヒヤ・ジャメの独裁が継続。なんと憲法上は51年の任期まで許容!
17. コンゴ民主共和国(11月27日)
ジョセフ・カビラ三選立候補に向け、国際社会の圧力。注目ポイントは前カタンガ州知事モイズ・カツンビの出馬なるか?
18. ガーナ(12月)
西アフリカにおける民主主義のモデル国と評されるガーナ。マハマ大統領二期目への出馬に意欲、しかし経済や電力など内政に大きな課題。
今年は一層、アフリカの政局から目が離せない。
※すみません、ザンビアが抜けていましたの訂正して追加しました(2016年1月6日13:20)。また赤字部分はアップ以降の更新箇所です。
(つづく)