ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

アフリカの大晦日事情~ゆく年くる年

2013-12-31 07:30:52 | ぶらぶらアフリカ論
いよいよ大晦日、2013年の締めくくりを迎えた。


アフリカの大晦日。日本と違い、多くの場合、元旦だけがお休みとなっている国が多く、町は日常の光景。他方、キリスト教が強い国、あるいは南半球の国では、クリスマス休暇の最後、あるいは夏休み期間だったりと、日本と同じ、プチバカンスとなっている国もある。いずれにせよ日本人が新たな年を迎えるような、特別な思いはない。

そうはいっても、日が大地に落ちると、町の雰囲気は年越しに向かう空気に包まれる。「ゆく年くる年」の除夜の鐘のように、モスクや教会がゆく年を偲び、新たな年の平安を祈るシーンも目にしないではない。しかしどちらかといえば荘厳な世界とは相入れない、世俗的なカウントダウンモードが一挙に盛り上がるイメージが強い。


特に印象に残っているのがセネガル・ダカールの年越しだ。町の中心部、プラトーの独立広場(Place de l'ind�pendance)に無数の若者が集まってくる。カウントダウンが進むと、歓声とも奇声ともつかない雄叫びがそぞろだっていく。そして00:00。集まった群衆は一斉に手にしていた花火、爆竹に火を放つ。独立広場はけたたましいほどの爆発音と、閃光の火の海となる。

中にはあたり構わず群衆の中に爆竹の塊を放り込む。ロケット花火を水平発射し、あるいは周囲のアパートに向ける。そして火事、けが人。無法状態の「火の祭典」は1時を回る頃まで続いた。

ンボテもセキュリティのプロとして、駐在初年度の年越しは、、、家に引きこもった笑。しかし窓から見える閃光が、尋常でないことを物語った。次年度はセキュリティのプロとして、十分な対策をとって見回りをした。しかし危ない危ない。

いま、さすがにこんな無秩序を許すような時代ではないと思うが、ダカールの年越しはどうなっているのだろうか?Dakaroise、Dakaroisのみなさん、乞う情報。

(ダカール、平時の独立広場)



さて、今年もアフリカではたくさんの動きがあった。そしてンボテにとっても、たくさんの思い出、出会いがあった。

この場で読者の皆様に、重ねて心より感謝申し上げるとともに、良いお年をお迎えされることをお祈り申し上げたい。

Meilleure voeux à l'avance pour l'année 2014, en vous souhaitant la paix, la santé et la prospérité de vous-même, votre famille et tous vos proches. Nboté



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