チョロリンの樹

「チョロリン」 これ小さい頃、多動でチョロチョロ動きまわる息子に、私がつけた愛称

田舎の母からの電話

2007-10-12 16:54:40 | 家族
なにも悪いことをしゃべっているわけでもないのに、弟夫婦が買い物などで留守をしているときに、母はよく電話  をかけてくる。
この秋、我が家にくる予定にしていたが、残っていたたった1本の自分の歯がとれてしまい、今は歯医者へ通い、入れ歯を作り直しているそうだ、
まだ、目も耳も頭もしっかりしている。86歳でも元気である。

今、実家では納屋を建てかえるので、取り壊している最中だという、「まだわりに新しく、おじいさんと2人で建てたのに、壊すのは惜しいような気がして・・この電話で壊している大きな音が聞こえてへんか?」と言う。
田舎の納屋は農機具を入れたり、とれたお米を入れたり、肥料、農薬散布の道具等いろいろ入れるので大きくて広い。納屋は2階建てになっていて、2階は「離れ」として使い、今度の納屋も2階に2部屋ほど造り、そうするようである。
実家の弟も定年退職し、今は悠々自適の生活を送り、田んぼも他の人に貸して作ってもらっている。

冗談で「おばあちゃん、弟もお金の使いみちがなくて、何に使おうか思案して、ああ、納屋でも建てかえようと思いついたんだわ、きれいになるんだから何も言わないで黙ってなさいよ」
「あはは、そうやろうか、でもちょいちょい、みんなの好かんこと言うてしまうねん」
「おばあちゃん、しあわせよ、弟夫婦といっしょに住めて、何不自由なく暮らせて」・・父が国鉄へ勤めていた年金と、自分の国民年金があるから病院代とか小遣いには不自由しないという。

6月に結婚した孫娘は、今つわりのようで赤ちゃんができたらしい、 孫娘夫婦の新居も完成、 今月末には入居するそうだ。

父の介護で何年間かは、疲れていたのだろう、いつも電話かけてきて、泣き言言ったり、愚痴を言ったりしていたが、父の3回忌も終わりホッとしたようである。  おばあちゃん 今が最高じゃん。 

いい話ばかり聞かされた私、受話機を置いて 「ふうぅ」大きなため息ひとつ、どういうんだろう、何とも言えない気持ち・・・・・。


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