後部座席とシートベルト

後部座席のシートベルト着用が今年の６月から義務づけられた。
長い間我々も後部座席ではベルトはしないものと思って過ごしてきたが、だんだんそうも言ってられなくなってきた。

知的障害のチョロリンさん、車に乗るといつものように後部座席にデーンと座っている。この間から「車の中でベルトしなさい、ベルトしないんだったらもう車に乗せないよ、車から放り出すよ」
私が怒ると 　　１度はベルトをするのだが、１０秒もしない間にベルトをはずし「またはずしたでしょう、ベルトしなさい！！」「わぁー」　　ものすごい声で怒りかえしてくる。

車の中で怒鳴りあいのケンカをしながら、施設への送り迎えをしていたが、この間から車に乗るときちんとベルトをしている。
もういい歳のおっちゃんだが　「きちんとベルトしているね、かしこいね」　と褒める。
はじめの嫌がりようをみるとチョロリンさんにシートベルトは無理かな？と思ったりしたが、
ずっと言ってみるもんだ！！、怒鳴りあいのケンカもしてみるもんだ！！

これまで施設への送り迎えのときでも、よく警察が取締りしているのに出会う、今までヒヤヒヤしながら通り過ぎた。
あるときは同じ国道を通って行くのに市が変わるごとに２・３箇所で取締りをしているときがあった。

また昨日は遠くの大学病院の障害者歯科まで高速道路を通って連れて行ったが、パトカーを見たりすると、後部座席でもしっかりシートベルトをしてくれていると思うとなんとなく安心する。　　他人事ではない、自分の命を守るためであるが・・・。

でもこれで親のほうもやっと安心して運転が出来るようになった、　ヤレヤレである。