チョロリンの樹

「チョロリン」 これ小さい頃、多動でチョロチョロ動きまわる息子に、私がつけた愛称

「また前歯がとれました」

2007-03-17 10:37:12 | 家族
また前歯の差し歯がとれたらしい、チョロリンさんの施設から電話があった。「明日病院に連絡して緊急で入れてもらえるよう頼んで折り返し施設に連絡します」

あくる日施設にチョロリンさんを車で迎えに行き、そのまま遠くの大学病院の障害者歯科まで走る。ここは障害者の歯科の最後の砦みたいなところだなといつも思う。たくさんの障害を持った人たちが来ている。チョロリンさん、ここへ来ると何の抵抗もなく、穏やかにリラックスして治療を受けている。もうここへ何年か通っている。
 
学校へ行っていた頃は市内の歯医者さんで治療ができていた。ある時すごく痛かったのか嫌がって歯医者さんの前まで行っても中へ入らなくなってしまった。歯医者さんを変えていろいろ行ってみたがすべてダメだった。小さい頃この大学病院の小児歯科に通っていたのを思い出し連絡してみると何十年前のカルテが残っていて、すぐに診てもらえた、有難かった。

この大学病院近ければいいのだが長い年月の間に病院も移転し、我が家も引越し、遠くなってしまった。私では高速を乗り継いでの運転は無理、仕方なくダンナは会社を休んで親子3人での病院行きである。

障害者に対する施策、どうにかならないものかと思う。施設に入所していてこれである。 70歳と60半ばの親・・・こんなことがいつまで続くやら・・・。