ベルのきもち

日常のささやかな幸福感を書いていきたいと思います。

『死ぬためのエチケット』

2016-09-26 13:39:10 | 本の紹介
byシーリア・クレムリン。田口俊樹訳。創元推理文庫。



13の短編集。どれも一筋縄ではいかない女を描いて・・・
クールでひねりの効いた短編。
表題作『死ぬためのエチケット』は貴族のディナーに招待された庶民のカップル、
ディナーの最中、無様に倒れた夫と別室で介抱する妻はあれこれと思うが、逆に・・・
『夏休み』夫を亡くした老婦人を娘一家が旅行に誘うが、行きたくない老婦人、行かなくても
すむ方法を考えるが、それがたいへんなことに・・・
『博士論文』大学を卒業したわたしが田舎に借りた一軒家。そこに美しい大学院生が転がりこんできて
彼女の罠に嵌っていき・・・
『悪魔のような強運』『テストケース』

甘い話には罠がある。人はふとした瞬間に、かくも簡単に罠に嵌められていくのだと今さらながら
ぞっとしました。

本日のベル。




朝、自宅まであと数メートルという距離で
こんなふうにダダをこねるベルでした。



公園で会ったお友達ワン、ウメ子ちゃん。


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