byレスリー・カラ。北野寿美枝訳。
ジョアンナはロンドンで大手の不動産会社に勤務していたが、フリーライターのハンサムなマイクルと出会い、妊娠。しかし二人は結婚を望まず、ジョアンナは故郷の田舎町に移り住んだ。ジョアンナの父は幼い頃、自分たちを捨てて以後連絡を絶った。それもジョアンナがシングルマザーになった理由の一つだった。マイクルとは息子、アルフィーと一緒に会ったり相談したりする良好な関係だった。ある日、ジョアンナはママ友から、この町に昔、10歳の時、5歳の男の子を刺殺したサリーという女が名前や過去を変えて住んでいるという噂を聞いた。ジョアンナの息子は肌の色が違うという理由でクラスメイトからはじかれていて。彼女は息子のためにママ友とうまくやっていきたい気持ちでこの噂をひろめてしまう。さらにフリーライターのマイクルにも知られて、彼は興味を持ち調べはじめる。そしてジョアンナの家に引っ越してくる。噂が噂を呼び、ひとり歩きしたとき悲劇がさらに悲劇を呼び込む。
さて、いつかのベル。
暑いから、朝散歩は夜明け前から。