ベルのきもち

日常のささやかな幸福感を書いていきたいと思います。

処刑人の秘めごと

2019-09-12 09:11:44 | 本の紹介


byピーター・ラヴゼイ。山本やよい。早川書房。

公園のブランコの支柱からぶら下がった女性の死体が発見され・・・
数日後、その元夫が鉄橋からぶら下がった状態で亡くなっているのが見つかった。
当初、男が元妻を殺して自殺したと見られていたが、殺人捜査課のダイヤモンド警視は
納得しなかった。調べてみると二年前、同じような事件がバース近郊で起こっていたことがわかり・・・
そして、第三の事件が・・・一方、ダイヤモンドは最愛の妻、ステフが亡くなって2年が経つが、
未だにステフを恋しく思っていたが。パロマという魅力的な女性が、彼の前に現れて・・・


さて、いつかのベル。






偽のデュー警部

2019-09-07 13:46:16 | 本の紹介


byピーター・ラヴゼイ。中村保男訳。早川書房。

時は1921年、第一次世界大戦後から世界大恐慌が起こるまでのつかの間の繁栄の時代、チャップリンが活躍した時代。
舞台はロンドンとニューヨークを結ぶ豪華客船モーリタニア号の船内。
トウのたった女優のリディアはロンドンの演劇界に失望して、アメリカでひと勝負しにニューヨークに渡ろうと計画する。
しかし夫で歯科医のウォルターは一緒に行くことを躊躇する。妻リディアは富豪でウォルターの歯科医院も家も何もかもが
妻のものでさからえない。離婚すればすべてを失ってしまう。そこで愛人のアルマとともに船内でリディアを殺害して
海に捨ててしまおうという計画を企てるのだが。偶然、船内で別の殺人事件が起きて、こともあろうに何と
ウォルターが引退した有名なデュー警部に間違われてしまい、捜査にあたることに・・・


さて、先日のベル。