『ノンストップ』

byサイモン・カーニック。佐藤耕士訳。文春文庫。

主人公のトムはIT企業の営業マン、大学講師の妻と二人の子どもたちとロンドン郊外の閑静な住宅地で暮らす、ごく普通の家族だった。
親友ジャックからの電話を受けるまでは・・・電話の向うでジャックが何者かに殺されれ・・・その前にトムの名前と住所が告げられ・・・それからトムは何者かに追われることになった。危険を察知したトムは子どもたちを義母に預け、妻の職場に行った。が、そこで妻の同僚が殺されているのを発見、犯人らしい男に追われ、必死に逃げ惑うが、逆に警察に捕まってしまう。拘留され、ようやく解放されて警察署を出てきたところをまた犯人グループに捕まってしまう。妻の行方は依然わからず、悪党たちは何かを探しているらしい。しかしトムはそれが何か皆目見当がつかない。謎が謎を呼び・・・いろんな思惑が錯綜して・・・
ストーリー展開が速く、ページをめくる手がとまらない。まさにノンストップ。


ところで本日のベル・・・ならぬ、アルトくん。



待て・・・と、おやつ、おあずけのおりこうさん。