思索の海辺

壮年部・那由他楽人の個人的思索を書き付けておくブログです。
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8/26付 小学生文化新聞について

2007-08-24 23:40:25 | 思索の断片

私は少年部を担当していることもあって、「小学生文化新聞」を購読している。

その中に、「師子王(ライオンキング)御書」というものがあり、少年部員会で拝読する御書が掲載されている。
しかし、8/26付の御書と解説を読んで私は愕然とした。そして、すぐさまEメールで抗議文を送ったのである。


8/26付の「師子王御書」では佐渡御書を取り上げられているが、その御文に出てくる『癩人』という言葉に、「治らない病気の人」という説明が付けられているのだ。

また、同じく6面の解説には「牛や馬などの動物や、治らない病気にかかっている人でさえ」という文章が出てくる。

御存じの事とは思うが、『癩病』つまりハンセン病は現在医学的には「治る病気」である。
確かに大聖人御在世には不治の病であったかもしれないが、そのような解説もなしに【癩病(癩人)は治らない】との説明をするのは、人権侵害といっても過言ではない。

さらにいえば、『癩人』の語句解説としては「病気の人」としても文意は損なわれなかったはず。それをわざわざ「治らない病気の人」としたのは余りに不見識である。

また、解説に「牛や馬などの動物や、治らない病気にかかっている人でさえ」という文章がある。これは、並列で表記する内容ではありません。
これでは「治らない病気にかかっている人」を「牛や馬などの動物」と同格にしていると受け止められても仕方ないだろう。

以前からこの「師子王御書」には首を傾げることが多かったが(特に解説)、今回のものはさすがに許しがたく思い、抗議文を送った次第である。

もしここを御覧の方の中に「小学生文化新聞」を購読している方がいらっしゃるなら、必ずハッキリと説明してあげてほしい。
切にお願いいたします。

2 コメント

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Unknown (yasu)
2008-09-09 05:31:37
ご指摘ごもっともと思います。
解説や解釈は時代に即応したものでなければ・・・・
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Unknown (那由他 楽人)
2008-09-11 01:50:59
yasu様、コメントありがとうございます。
古い記事にも目を通していただいて、感謝いたします。

そうなんです。子供だからといってお茶を濁すのではなく、きちっと説明すればよいように思うのですが…。
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