思索の海辺

壮年部・那由他楽人の個人的思索を書き付けておくブログです。
主に創価学会関係。*今更ながらTwitter開始。

御本尊に感謝

2008-11-01 17:27:47 | 書籍引用
 私の恩師である戸田前会長は、よく、このように申されておりました。
「御本尊に対して、つねに感謝の気持ちがある人は、ますます福運が開かれていくものだ」と。
 人間というものは、凡夫のはかなさゆえに、ひとたび地位や名誉を得ると、どうしても傲慢な姿勢に陥りがちです。信心の世界にあっても、こうした油断は、とうぜん厳しく戒めていくべきものであります。求道、感謝の気持ちが薄らいでくると、いつしか信仰姿勢が傲慢になり、それが高じて、真実の和合僧である学会を批判したり、同志に怨嫉をするようになってしまう。
 要するに、それは自分の力を過信して”一生成仏”という尊い目的を忘れ、自分自身の人間革命という原理を教えてくれた原点の創価学会、なかんずく根本の御本尊を軽視した増上慢の生き方に陥っているのです。真の信仰にめざめたわれわれには、こうした福運を消し、自分自身をも破壊させる慢心の振る舞いだけは、けっしてあってはならない、というのが戸田前会長の遺言でありました。
 ここでいう”感謝の心”とは御本尊を受持し、その功徳の源泉に縁することへの感謝であり、大勢の同志に守られ、指導、激励を受け、御書を学び得たことに対する感謝という意味です。この強い感謝の一念は、自分自身の境涯を大きく開き、功徳の薫風を生命の宮殿に吹き込ませる福運開花の本因につながるのであります。日々の仏道修行に心から感謝している人は、やはり諸法実相の道理で、なんともいえない福々しさがある。皆さん方も、そういう人生を築き、悠々自適の生涯を送られんことを心から願望してやみません。

《広布第二章の指針 第9集 P.55~》

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昭和51年10月4日、三重・中部第一総合研修所で行われた『三重の日記念勤行会』での池田先生のご指導。

このご指導を、よくよく拝するべきであると思う。