native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

100%

2019-08-07 19:45:38 | 建築雑談
3月末ぐらいから進めていた大工さんのご自宅計画がようやくまとまりました。

耐震等級2
外皮平均熱貫流率0.38W/㎡K

を着地としました。

構造に関しては、ネイティブディメンションズらしく耐震等級3ではないけれど、偏心率にこだわった設計。
強さとバランスの良さを兼ね備えた構造計画としました。

断熱計画に関しては、一般的な断熱材のグラスウールに換算すると壁が240mm、屋根が220mm、基礎は100mmでサッシは樹脂のトリプルガラスを採用。
設計上、6帖用のエアコン3台で全館冷暖房可能ですが、空調効率を考えて機械的に空気を各室に回します。
基礎はもう少し厚くというか、床断熱の方が合ってるんじゃないかなと提案しましたが、協議の末、基礎断熱となりました。

と、作業的には順調だったものの、いざ印刷を掛けようと構造計算書800ページを3部出力したところプリンターが逝っちゃいました。
これが直接の原因ではないと思います。購入してから3年半くらい経ってますから。
たしか耐久性は10万枚くらいだと思うんですが、そのくらい印刷したってことなのかな?

インクヘッドは純正インクを頑なに使い続けたので調子はいいままでしたが、用紙送りのローラーがスムースでなくなり印刷が汚くなってしまいました。
ローラーは豆に掃除してたんですけどね。手の届かないところがあるので仕方がないんでしょう。

アマゾンプライムで大至急ポチって明日印刷する予定です。

そう。その肝心の確認申請ですが、ネットで閲覧できる道路台帳だとちゃんと「道路」と記載されているのに、役所で確認するとそこは「道路」じゃないと言う。

どんなに食い下がっても全力で「道路じゃない」の一点張り。

これ、すごく重要なことで土地って、道路に接してないとそこに建物は建てられないんです。
道路に接してない土地は避難経路が確保されないから。

ところが、このやろ~とか思いながらちょっと機転を利かせて、じゃぁ、これだったら問題ないですよね?と聞いたところ、

「はい、問題ありません」と突然の返事
法律って、どの角度から見るかで解釈変わっちゃいますからね。

にしても、なぜそれを先に言わなんだ!と細目で見てしまいました。


聞かれたことには100%の回答を返すけど、提案や私見は絶対に言ってくれない窓口に、ここはいずれAIになるんだろうなとか思っちゃいました。

はい、ちょっとした愚痴です。


今日、訪ねた某美術館の副館長さんは120%の対応だっただけに、ついつい比べちゃいますね。






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