
去年の秋から菜園作りが始まって、ホオズキなども枯れて畑の土になってしまっていた。再びその実を見ることがあると、想像していなかったので、驚いた。庭には不思議がやってくる。
しかもたった一本のホウズキだ。菊芋の側に生えていて、やや似ているので最初は見ま違いかと思ったら実が膨らんできて、間違いなかった。
ホオズキにも色々な種類があるようだ。これは小粒の実で色が橙色になったのか、よく覚えていない。気がついた時庭は雑草と低木が繁ってミニトマトがなぜか実をつけ、その界隈にほおずきが、青い膨らんだ実をつけていた。赤くなるまで見届ける余裕がなかった。
実家の近くの畑でやや大きなホオズキの実を見た事があった。低木でいかにも膨らんだ実に風情があった。写真を撮った当時、母は健在で、庭には草花が溢れていた。
家は住む人によって風情が異なる。人も家も月日の変化によって変わっていく。
あのホウズキが群生していた畑はどうなっているのだろうか~。
やがてこの世界から移行する間際まで、目に焼き付いた日常の光景は永遠に凝固しているのかもしれない。ホオズキの実を摘んで遊んだ日々があった~。
後で写真をUPしたい。