
20日午後2時ごろから、嘉数道彦芸術監督にインタヴューすることができた。台湾演劇についてもすでに著書のあるキャサリンさんは、ナショナルの名称についての台湾の微妙な立場を話していて、興味深かった。つまり台湾劇場にして台湾国立劇場の国立がなくなったりの現状があるようだ。中国との関係性において、台湾の独立性が揺れているのだろうか?アジアの国々の現状・現象と比較して、沖縄はどうなのか?台湾の場合中国との一つの関係性だけではなく多様な関係性の中の交流が良かったとの意見に思えた。沖縄はなぜ沖縄県立劇場ではなく、沖縄国立劇場なのですか?の質問は改めて興味深いと思った。国が予算を出しているという所がポイントかと思えた。フィリッピンではNational Theatre Companyの制度があり、かなり質のいい公演がなされているが、台湾もNational Theatre companyはないようだ。沖縄もない。その辺の話も面白かった。嘉数さんの作品を見ながらまた環境、自然などが話題になった。後でもう少し話の中身をご紹介したい。(台湾の事情も興味深かった。福州から先に台湾に渡った南の人々と後で蒋介石といっしょにやってきた北の中国人との対立もあるようだ。沖縄の帰化人も福州の人が多いですよ、などの話になった。)