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志情(しなさき)の海へ

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「従軍慰安婦」問題は、ナチスのユダヤ人虐殺が絶えず問われるように、永遠に歴史の汚点か★

2013-08-11 12:39:41 | ジェンダー&フェミニズム

軍の強制があったか、なかったかが問われるが、あったのである。遊郭の女性たちの慰安婦化の問題も含めて、列をなす兵士と慰安婦の女性の姿は尋常ではない。戦争そのものの非情さ共々、人間がお互いをロボットのように命令系統だけで動き、非人間化する。組織(機械)の歯車のように、それが当然のように機能させられることは恐ろしい。欲望と欲望が国と国の争いにまで至った果ての無残さを繰り返してきた人類史の恐ろしさの前に唖然とする。美と醜と醜悪さと神々しさ、救いがたい人間の宿業が、地球的規模で地球そのものを破壊しつくすほどの状況へと至りついた現在、未来は明るいか、暗いか、犠牲を犠牲と見なさない傲岸な政治の匂いも漂う昨今である。昨今、慰安所で働いていた人の日誌が公開された。慰安所の商取引の人間模様が見え、管理されつつそこから逃れていく慰安婦的な女性の姿も見える。前線まで兵士の後をついていく性的慰安のための女性たちの姿は異常だ。沖縄の壕の中ですら、慰安婦(と称された女性たち)が慰安のSEXを強制された。大きなピラミッドの枠に嵌められた性の強制がやはり見え隠れするが、戦争が極端な恒常的≪常態化された≫戦争、哲学者フーコーの云う人類史の中の研ぎ澄まされた残酷なリアリティならば、慰安婦問題は実は日常の家族制度や国家制度の中のセクシュアリティの問題に他ならない。SEXを買う多くの男たちとSEXを売る女たちの存在は日常社会の中の、ある種の拡大された人間社会のプラスティックな機械的要素の表示そのものに見える。殺戮の現場にあるセクシュアリティ、占領下のセクシュアリティのありようも含め、女性を強制的に管理する者たちの存在が常にある。分断される性・ジェンダーが突出した形で登場してくる。それを含めて、政治家の発言は日本の歴史の痕跡を紐解く必要があるようだ。

 


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