
音や声の分析と解釈など、科学的に音を研究している高良先生のおはなしは、実際の音分析データーを見ながらだったので、実証的で目を見張りました!謝!いい音楽、良い声、良い歌、その評価も実は客観的なものがあるわけではなく、個人の好みかもしれないのでした。つまり既成の観念、通念に揺り動かされる人間の心根、感性のありかもあるようです。
いただいたコラム集をまとめた小冊子を読みました。面白い!です。声紋などもPCで見せていただいたのですが、三線の音の良し悪しの実験にしても多少個人の心理的要因があることなど、なるほどです。直に耳で聞き取れる事柄がそれほど間違っていないということに至りました。
カエルの声に魅かれる蚊がいて、ある一定の音の高さに魅かれているのらしいこと、それが人工的な音でもある高さがポイントだったという実験結果などもなるほどでした。
『琉球語とアラビア語は兄弟」人類の進化の過程をたどっていくとアフリカ大陸があったのでした。
「沖縄県は言語のガラパゴス諸島」も面白かったですね。首里語が他の沖縄語とかけ離れていることなどもー。言語を得て人間は言語によって進化してきたのだ、のエッセイも、なるほどで、それに道具を付け加えてもいいのだろうか、と思ったのでした。しかし確かに言語によって体系化がなされ記号化がなされ契約がなされ意識や概念化がなされ、具体的な物がうまれてきたのも事実です。
お話しを窺って、目的の分析に一歩近づいたのは確かです。謝。