琉歌から民謡、舞踊、芝居、詩・小説と膨大になっていくテーマに頭が痛い。おまけに毎日大学通いとパソコンの前にいたので、腰が痛くなり上里整形外科にまたお世話になった。痛い胴体を引っ張ってもらい、かつ首を引っ張り、電気治療にマッサージと、フルコースのリハビリが始まった。やれやれ、でも前に進まなければ、しかし琉球・沖縄研究者の池宮先生や仲程先生などは緻密な研究をすでにされている。琉歌大観、琉歌全集などをみても、この間専門領域外にあった対象をじっくりみないといけない。民謡もすでに論稿はいろいろ書かれているが、どれを底本にすべきか、琉球芸能辞典の中身からの検証になる。
データー収集の共有の面でも、どうもipodやカメラで収集したその中身が全部フラッシュメモリーに入ってなかったりで、心が痛んだ昨今。共同研究の方法論も問われる。目的は一つで過程の大事さがある。どう集約していくか、学生アルバイトの力量も問われる。やれやれの溜息。以前八月十五夜の茶屋の共同研究は、リサさんはニューヨークで膨大な資料収集をしてきたが、そのデーターは3人で共有している。データーを使って論文をまだしっかり書けないままである。一枚の絵画や一枚の写真から解釈する視点によって多様な論文が書けよう。琉歌一つとっても、遊女の狂歌もあるが、真剣な愛の琉歌もある。