私が人の死ぬところを初めて見たのは、もうすぐ1年生になる冬の日でした。
母方の祖父の死。
町に用事があっての帰り道、亀熊の富士見橋で倒れました。
その手にはお魚の切り身の風呂敷包み。
近親者が見守る中で鼻がぴくぴく動いて亡くなりました。
割り箸にガーゼを付けたたんぽで、お口に水をつけてあげました。
葬式の記念撮影。緑色のオーバーを着た私が大勢の大人の中に映っています。
なぜかその写真には子どもは私一人。
もうそんな幼少のときから、物事に対する興味がおおせいな子どもだったのかな?
**** ****
映画 「おとうと」で鶴瓶はどうしようもないお騒がせな弟役を演じました。
特に感動したのは臨終の場面です。
石田ゆり子と民間ホスピス施設長の小日向文世が、鶴瓶を起こして、別れの挨拶をさせてくれました。
鶴瓶は石田の声に導かれて亡くなりました。
5時半に外に出たらまだ明るくて、泣き過ぎた顔が恥ずかしくて困りました。
人それぞれの持って産まれたものがあると思います。
実母の臨終に立ち会いましたが、
すうっと静かに呼吸が止まりました。
死ぬとはこういうことなのか!!!
その時に感じたことは母親の年齢まで
生きるにはあと34年と考えた自分がいました。
おとうとの上映は好評ですね。
映画見て泣くの嫌なんです。
泣き虫だから。
くもり空に気分が負けてしまい、今日の私は駄目です。
この臨終は今後流行ると思います。
延命治療や意識レベルを下げる処置を希望しないで
じっとその時まで耐えていた…という設定です。
鶴瓶が太っているから良くないとか批判する人もいます。
お姉さんと姪御さんに看取られて良い死に様でした。
わたしは普段から鶴瓶が好きだからでしょうね。[E:weep]
最後に大きな息を天に返すんですって!
良い映画だったんですね?
観たいけど・・・時間が![E:shock]
なさけないけんど[E:sign01]子供が小さい時は
よく観に行きましたが、もう~何十年も
見た事ないぜよ[E:weep] この映画は涙、涙にな
り、その姿はわかる気がします。
人は土に生まれ、やがて土に帰る
せいいっぱい、人生を頑張らんとね[E:sign03]
幸田 文の「おとうと」の映画を市川 崑監督が作り、
今回はその後の物語を山田洋次監督が考えた作品。
たくさん笑った後で、鶴瓶の臨終に泣かされました。
エンドロールにわが子と同じ名前「わ〇な」があって
それを見た刺激でまた泣いてしまいました。
映画はいいですねー。
私が映画を観た記憶は、村の神社の広場でした。
夏の日。白い大きな布でスクリーンを作り、
「幸せだなー」の若者が活躍する映画でした。
赤ちゃんの時から両親と出かけて映画を見たらしいです。
今の映画館は音響が大きすぎるので、必ず両耳にテッシュを詰めて
聞いています。[E:happy01]
ネットで席を選んでチケットを買えるからとても便利です。
それぞれの立場で鑑賞しますので、
それぞれに響いてくるものは違いますが。
どうしょうもない人間がいます。
「おとうと」のように強い人はそんなにいません。
山田監督の優しさが滲む映画でしたね。
昔読んだ幸田 文の「おとうと」
気になって見て参りました。
良かったですねー。
私は映画館でもよく泣いています。[E:crying]
周りの方々も泣いていましたよ。[E:weep]