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OSTRICH FEATHER BOA

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Sadie 「Rosario-ロザリオ-」RELEASE ONEMAN TOUR 2011autumn 『Gather,the Pain of Rosario』  

2011-12-10 10:55:00 | Weblog

Sadieの4月のCLOD BLOODライブ以来となる、ロザリオツアーに行ってきました。
会場に到着したのが、既に19時前だったけど、かなりの人がいました。
ヴィジュアル系らしいヴィジュアル系バンドで見に行っているのは、もう彼らとあとはガゼットぐらいなものです。
ツアータイトルはautumnとなっているけど、実際はもうwinterなんだよなとか突っ込んでみる。

シングル「Roario-ロザリオ-」が自分の好きな感じだったのと、今年行けるのならもう一度行こうと思って。
会場は今回もBe1。真ん中中列ぐらいにいて おとなーしく見てました。

SE
1.Rosario-ロザリオ-
2.Break the Silence
3.Juggernaut
4.CHILDREN OF DESPAIR
5.砂漠のシンドローム
6.・・・

7.Payment of Vomiter
8.Beauty Shadow
9.棘-toge-
10.obstacle progress
11.Graceful Angel

12.deathtopia
13.迷彩
14.Greiving the dead soul
15.妄想被虐性癖
16.LOOSING MY WAY OF THE PROUD
17.心眼
18.ドレス

ENCOLE
SE
1.SUICIDAL ROCK CITY
2.GIMMICK
3.クライモア
4.a holy terrors

メンバーの衣装はロザリオで、真緒はあの衝撃的な服装のまま現れました。熱いだろうにな...とか場違いな事を思いながら見てました。巷ではDIRのOBSCUREPVの京と近似とか色々言われてみるみたいだけど...むしろ言われてああ...って思ったぐらいで、僕はロザリオってタイトルと相まって堕落した聖職者みたいなイメージでした。ああいう濃いい衣装が個人的に好きだし。個人的には、あんまり京氏とこじつけるのはどうかと思いますけどね。

Rosario発売記念とは言いつつも、メンバー自身が今回のシングルは「COLD BLOOD」の空気感をシングルにパッケージしたものという発言してたように、重く、激しく、そして冷たい、あんな雰囲気のライブを展開するのではないかと予感してました。

雄叫びなのか、轟音なのか、ノイズ混じりのSEが流れる中、メンバーが登場した後に流れ出たのは、早くもRosarioでした。その後が「Break the silence」と重く沈んでいくような雰囲気に包まれた後、「Juggernaut」「CHILDREN OF DESPAIR」「砂漠のシンドローム」と激しい曲の連打で会場を盛り上げます。

今回のライブでは、セットリストを通してバラードが1曲もありませんでした。ブロックも3つに分かれていたけど、基本的に全編激しく重く、濃くという感じで。メンバーのビジュアル、照明、サウンドが相まって、ちょっと儀式的な感じが漂っていたように思います。

そんな印象を強く感じたのは、中盤からの「Payment of Vomiter」でした。真緒が体をくねらせながら歌う「Beauty Shaow」は、個人的に以外にも暴れ曲であった事は発見でした。「棘-toge-」で一番落ちたような錯覚になった後、「obstacle progress」では真緒がお立ち台に立って、さながら扇動者のような諦観を表現し、そこから「Graceful Angel」への流れは、まったく違和感がなかったです。この「Graceful Angel」は、絶対にライブで聴いた方が良いと思う。

「Graceful Angel」までの混沌とした雰囲気を変えるかのように、真緒の「お前たちのすべてを、届かせてくれ」という煽りで始まった「deathtopia」。「ここがお前たちの楽園だ!!」と煽りながら激しくヘッドバンギングするオーディエンス、これがSadieの自虐的で負の要素を持つ印象を漂わせながらも、その中には生、ポジティブへの執着が二律背反しているものであると感じさせてくれました。その後は「迷彩」「Greiving the dead soul」「妄想被虐性癖」そして「心眼」まで、もうたまらんとばかりにヘドバンの嵐 嵐 嵐。
そして最後の最後に「ラストー!!」の声で「ドレス」の大合唱で、空気を一気に分断させるかのように本編は終了。

アンコールはオイオイの打ち込みのSEから美月が真緒のお立ち台にに上がり、マイクを持って、オーディエンスを煽ります。そのまま「SUICIDAL ROCK CITY」でライブが再開されれば、「GIMMICK」では真緒と美月が互いに顔を見合せながらコーラスをし、特に美月はかなり盛り上がっていたようで、衣装をどんどん脱ぎ捨て、上半身裸にノースリジャケットでした。
後は「クライモア」「a holy terrors」まで暴れ倒して、真緒の「ありがとー!!」の言葉とともに、ライブは終了しました。
序盤は毒々しい空気を放ちながら、最後の最後はまったく真逆な世界観を見せてくれたところが、印象に残っています。
真緒は衣装を脱ぐことなく、メイクも落とさず、最後まで歌い通していました。

今回MCも一切なく、ひたすら音楽のみで行くというスタイルでしたが、最後に剣が「ありがとう」、美月がお立ち台に立って「今日はめちゃくちゃ楽しかったです、ありがとう」と満面の笑みで去って行った所が、このライブがメンバーにとってどのようなものであったかを、教えてくれたものであったと思います。ありがとう。


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